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栗原憲二(くりはらけんじ) / 薬剤師

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コラム

ふじやま薬局は在宅医療を支える各種ポータブル製剤に対応した薬局です

2024年6月27日

テーマ:介護、在宅

コラムカテゴリ:くらし

富士市富士宮市にて在宅医療に携わっている薬剤師の栗原です。

在宅医療は高齢化の時代に求められている現代医療の一つの答えといえます。


かつては30人で1人の高齢者を支えていた時代から、今は3人で1人の高齢者を支えなければならない時代です。

病院の数を簡単に増やすわけにもいきません。

現代医療の進歩は、医療技術のポータブル化(モバイル化)ということに大きな特徴があります。それを背景に自宅や介護施設で疾病の医療的・薬理的管理をする時代になってきたのです。その人がその人らしく終末を迎える、という価値観の要請にも答える必要もあるでしょう。

そこで自宅や施設で、病院内と同等の医療的ケアが出来る様々なデバイスも準備されてきました。

1)各種インスリン関連注射

たとえば糖尿病患者が用いる各種インスリン関連の注射もそうでしょう。自己注射という形で、患者が定期的に自己注射を行い、血糖値のコントロールをすることで高血糖による神経障害、腎障害などから身を守ることが多く行われるようになってきました。


いまは1週間に一度打てば良いインスリン関連注射もあります。使用する針の性能も向上し、痛みをほぼ感じなくて済むようにもなってきました。

2)疼痛コントロール製剤

またがん患者も、今は自宅にて闘病生活を送ることが珍しくありません。それは疼痛をコントロールするための各種の麻薬製剤が準備されていることも大きな要因です。

飲み薬はもちろんのこと、貼り薬、口腔用の貼り薬や舌下錠、坐薬、また最近は発作的な痛みに対応するためのセルフコントロール式の、麻薬投与ポンプ式器具も用いられるようになって来ました。


3)透析用材

人工透析は、いわゆる透析室を持っている病院に週3回通って、血液中の老廃物を濾過する医療行為ですが、腹膜透析は透析病院に通わないで、自宅で腹腔に透析液を通すことで体内の老廃物を排出させる方法で、自宅医療の一つです。

腹膜透析は、定期的に医院を受診したのち、処方箋を調剤薬局で受付けてもらいますが、その後メーカーから自宅へ腹膜透析キットが郵送されるという段取りをとります。



4)医療系呼吸器具

また在宅酸素療法は、慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患患者が、自宅で鼻の下の管(鼻カニューレ)を通して酸素を取り入れる自宅医療です。同様に人工呼吸療法は、自力での呼吸が困難な患者がマスクを用いたり(非侵襲的陽圧換気法と言います)、気管切開により気管カニューレを挿入します(侵襲的陽圧換気法と言います)。

5)経管栄養剤

嚥下機能に不全が認められ、誤嚥性肺炎を起こすの可能性が高い患者には経鼻(けいび」経管栄養法の他、胃瘻(いろう)や腸瘻(ちょうろう)によって胃や腸に直接栄養素を注入する方法があります(経鼻経管栄養は鼻に管を通すため苦痛を伴うのに対して、胃瘻は痛みが少ない一方で、現状では皮膚トラブルが頻発されるという課題があります)。


胃瘻には

胃の中で風船を膨らませるバルーン式とストッパーで固定するバンパー式があります。バルーン式は1ヶ月に一度、バンパー式は6ヶ月に一度の交換目安です)。


ふじやま薬局は在宅医療に対応し、注射用材、インスリン関連注射製剤、透析対応、麻薬製剤の幅広い取り揃えなどで24時間体制で備えています。一度お問合せください。

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