吉原祇園祭ー1つの意思
富士山を見たい、しかもとっても素敵な富士山が見たい、という思いを持つ人は多いと思います。
1)一番素敵な富士山は?
では一番素敵な富士山は、どこから見えるのでしょうか?
富士山は、東からは東京の方からも見えるそうです。東京から見える富士山も素敵なのだろうと思います。
当然、富士山を囲う近郊地区、すなわち山梨県からも東は御殿場からも、西は三保からも見えるわけです。それぞれの富士山が素敵なのは当然だと思います。「素敵」というのが「心証」なのは、太宰治さんの『富嶽百景』でも同様ですね。
当然、私の思い入れのある富士山もあります。
普段、軽自動車で富士山の見える場所を駆け巡っている私ですから、色々な地点から富士山を仰ぎ見ては、いつもその雄大な姿に心を奪われています。
そんな私が心奪われる「富士山鑑賞地点」があります。
2)とにかく大きい富士山
今回、自分で振り返ってみて、自分が好きな富士山はとにかく「大きな富士山」だということに気がつきました。富士の裾野で生活している私にとっては、とにかく「大きな富士山」が見えるのがやっぱりお気に入りなんだ、と。
では、「大きな富士山」ってなんだろう?。富士山は、10メートルも移動すればまた異なった印象をもたらしてくれる存在なので、何をもって「大きく」見えるのか・・。専門的なことは分かりません。
でも、自分が好きな富士山のロケーションはなんとなくわかります。
それは以下のようなロケーションです。
富士山に向かう、一直線に近い道路が伸びている場所
この点から、今回、富士市内から仰ぎみれる富士山を紹介したいと思います。
① 源太坂
昔、源頼朝の時代、平家との戦いでこの地にやってきた、「源太」こと梶原源太景季。彼は頼朝に「一番馬」をと申し出るものの頼朝に断られ、二番馬を与えられます。ところが後からやってきた頼朝の部下、佐々木四郎高綱が一番馬を与えられやってきると聞いた源太がこの坂で待ち受け、差し違えようとした。佐々木四郎の「この馬は盗んできたものだ」との機転で差し違えの悲劇は避けられたとのことです。
この源太坂を東から下ってきたところから仰ぎ見る富士山がまずは1つ目。
②大淵街道に至る県道139号
この県道が始まる架橋が南にあるのですが、その辺りは障害物がなく、大きな富士山を堪能できる場所です。この道は北に進み、右手にドン・キホーテが見えるあたりまで富士山を堪能できる、とても贅沢な道路です。
③中央公園の西側県道353号
南からやってきて右に新富士駅を通り越し、高架を抜けたあたりから富士山を堪能できます。右手に中央公園を通り過ぎたあたりの富士山はとても大きく見えます。
④富士本町商店街
富士本町商店街から見る富士山も大きく、少し時代の感じられる商店街の様子と大きな富士山の対比が魅力的です。
③と④から見える富士山は、YouTubeのショート動画でバズっているのを見たことがあります。やはりここから見える富士山は、他の人の目からも大きく見えるんだなと思ったものです。
富士山は、近くに行けば行くほど大きく見えるわけではありません。少し離れた三保の松原から見る富士山もやはり大きい。でも、総合的に言えば、富士市から見上げる富士山は、私の一番のお気に入りです。
改めて富士市の街並みを地図で見直すと、富士市の道路は富士山を最高に眺める動線の確保のために現在のような姿になったのかな?と思わされます。
わたしはそんな富士市、並びに富士宮市で在宅医療に携わっている薬剤師です。