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(あるある)届いた品種の判別が難しい問題

向佐登司

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テーマ:ひとりごと



先日、「別の品種を頼んだはずのに同じ品種が2鉢届いた」という問い合わせをいただきました。
アンスリウムには100種類を超える品種が存在するので、同じ赤色でも微妙に見た目が異なる品種があったりします。
今回の対象はタイトル画像にある「ロイヤルピンクチャンピオン(以下ロイピン)」と「スウィートドリーム」です。
説明の結果お客様には納得いただきましたが、実際のところ品種の判別は難しいです。
今回はお客様が陥りがちなポイントを解説することにしました。
※これらの画像データはanthura社から引用しています

色味がそっくり


まず色味の違いから比較するのが一番わかりやすいです。
これら2品種は厄介なことに、色がそっくりです。
特に冬場は花の発色が濃くなりがちです。
夏になると発色は薄くなり、微妙な違いがわかりやすくなります。
でも、冬は判別が非常に難しくなります。
スウィートドリームの方が実はやや赤みがあるのですが、僅かな違いなので日頃見慣れていないと判別は難しいと思います。
ちなみに当園のスタッフでも、この2品種が同じ場所に混ざっていると判別を間違えることがあります。
それくらい差が僅かな品種もあるのです。

微妙に異なる花の形・葉の形


次に比較するのは花の形と葉の形です。
実はロイピンの方が花に丸みがあります。
皆さんが「花」と認識している色づいている部位は実は「苞葉≒葉」です。
そのため、鮮やかな花と緑の葉は近しい形になります。
ロイピンの株を見ると、全体的に丸みを帯びたシルエットであることわかります。

刺さっているラベルは当てにならない


先述した通り、判別するポイントはちゃんとあるのです。
問題なのは、「言われないとその違いに気づかない」ということですね。
一度言われるとそこに焦点を合わせるようになりますから、以降は気付けるようになると思います。

なお以前の記事で書いた話ですが、挿さっているラベルは当てになりません。
苗が入荷した段階で苗全てにラベルがついているわけではありません。
また、苗の入った箱に他の品種が混じっていることもあります。
多くの場合出荷時に生産者の名前の入ったラベルを挿して、商品として仕上がります。
そして多くの場合、そのラベルを挿すのはアルバイトやパートの方々でしょう。
では、その方は品種の間違いをすることなく適切なラベルを選んで挿せるのでしょうか。
別に彼らに責任があるとか言いたいわけではなく、要はラベルなんてその程度のものなのです。

生産者のレベルもまちまち


これは自分への戒めを込めてですが、生産者のレベルもまちまちです。
同じ生産者という立場でも、何が得意なのかは人によって変わります。
ある生産者は手作業が得意で、土に特別こだわりを持っています。
またある生産者は生産業務は他に任せ、売ることに特化しています。
でも、一般的な消費者が求めるのは「その商品が確かだと納得できる理由」でしょう。

この生産者は何にこだわっているのか?
普段から何を発信しているのか?

こういうことにフォーカスして信頼できる生産者を選ぶのも賢さだと思います。

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向佐登司
専門家

向佐登司(アンスリウムの生産・販売)

ANTHICAL(アンシカル)

通常の約1.5倍の期間育成した丈夫な「熟成アンスリウム」。管理や処分の手間がかからないため、胡蝶蘭に代わる洗練された法人ギフトとして好評です。丁寧なサポートでビジネス空間を華やかに彩ります。

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