冬の肌トラブル対策と漢方
24節気の「雨水」を過ぎると雨が多くなります。
雨の日はなぜかお肌がしっとりして、自分ながら「きれいだな」と思いませんか?
そうです。本当なのです。
空気中の水分が体にも吸収され、水分が増え、細胞を生き返らせるのです。
大気や人の体に含まれる水分を中医学(漢方)では「陰」と言います。
「陰」に対しては「陽」
「陰陽」は自然界や人体の現象を分類する方法です。
このバランスが取れていると気候も穏やかですし、人も健康でいられます。
「陽」は太陽、昼、春夏、晴、熱温、男、軽い、明るい、エネルギー、気など
「陰」は月、夜、秋冬、雨、寒涼、女、重い、暗い、物質、血など
細胞の多くは水分です。水分が減ると脱水症になります。
また高齢になるとシワが増え、眼や口が乾くのは水分が減るからです。
乾燥肌の人もシワやかゆみを引き起こします。
ですからピチピチした弾力のある肌を保つには滋養のある正常な水分を保つことなのです。
だからと言って冷たいものを飲み過ぎたり、食べ過ぎると「痰湿」と言って体に余分な水分が溜まります。
これらは鼻水、痰、コレステロール、いぼ、湿疹、むくみ、肥満、ポリープなどと言われます。
健康できれいな肌を保つには適度な運動と、適量な水分、食事と、水分を保つ力のある食べ物をとることが大事です。
潤す食べ物には、トマト、白きくらげ、豆腐、蜂蜜、蓮根、山芋さらに枸杞の実、燕の巣、スッポンは珍重されます。