喪失からの深い悲しみを乗り越えるために ②
夫婦間で パートナーが加害者となるDV(家庭内暴力) が増えており、私のもとへも多くの相談が寄せられています。
DVというと「殴る・蹴る」といった身体的な暴力をイメージされる方が多いのですが、実際にはそれだけではありません。心を縛りつけたり、生活を制限したり、経済的にコントロールする行為もDVに含まれます。
DVの基本的な考え方
DVは Domestic Violence(ドメスティック・バイオレンス) の略で、日本語では「家庭内暴力」と言います。特徴的なのは「暴力のサイクル」が繰り返される点で、一度収まったように見えても、また暴力や支配が繰り返されやすいことです。
具体的には次のようなケースがあります。
- 生活費を入れないなどの 経済的暴力
- 外出を制限したり、電話やメールを監視する 社会的な束縛
- 性行為の強要などの 性的暴力
被害にあわれた方の中には「自分が悪いのかもしれない」と思い込み、一人で抱え込んでしまうこともあります。ですが、それは決してあなたのせいではありません。まずは信頼できる人や専門の機関に相談することが、解決へ向けた大切な第一歩です。
DV 夫の特徴とは?
夫が加害者となるケースでは、外では穏やかに見えるのに、家庭内では攻撃的な行動をとるなど「二面性」があることも少なくありません。性格や心理の傾向によって、DVのあらわれ方は違います。
主な特徴
独占欲が強く嫉妬深いタイプ
妻の行動をしつこく詮索したり、友人関係を断ち切ろうとする。
男尊女卑の考えが強いタイプ
妻の仕事や外での活動を嫌がり、やめさせたり、性的な行為を強要する。
自分に自信がないタイプ
妻の存在や行動を否定し、責めたりすることで自分を保とうとする。
このほかにも、繰り返し非難を浴びせて妻の自信を奪ったり、弱い立場の人に対していじめや虐待を繰り返すなどの行為も含まれます。
DV 夫に多い心理傾向
DVをする夫に多い心理的な特徴には次のようなものがあります。
- 強いコンプレックスを抱えている
- 自分に自信がない
- 独占欲が強すぎる
- 何でも人のせいにしてしまう
- 上から目線で相手を見下す
- 不平や不満を言うことで自分の存在を大きく見せようとする
誰にでも少しは当てはまる部分があるかもしれませんが、これが強く表れている場合は危険信号です。「あれ?」と違和感を覚えた時点で、信頼できる人に相談するようにしてくださいね。
夫婦間のDVは、身体的な暴力だけでなく、心理的・経済的・性的な支配を含む、とても複雑な問題です。特に DV 夫の特徴 を知っておくことは、自分や大切な人の身を守るために役立ちます。
大切なのは、決して一人で抱え込まないこと。
まずは身近な人や専門機関に相談し、安心して暮らせる環境を取り戻すことから始めましょう。
まゆみ夫婦問題相談オフィスでは、DVに関しては「ただ相手を責める」のではなく、エゴグラムや性格分析を通じて、ご本人さまに自分の行動や心の傾向を客観的に見ていただくことから始めています。そうすることで「なぜDVが起きてしまうのか」を一緒に整理し、改善への気づきを得られるようサポートいたします。
もちろん、被害に遭われている方には、まず心と体の安全を最優先に考え、安心してお話しいただける環境を整えています。
誰にも言えず苦しんできた想いも、ここでは決して否定せずに、受けとめさせていただきます。
埼玉・川口を拠点に全国からオンライン相談も承っておりますので、遠方の方や外出が難しい方でも安心してご利用いただけます。
ご予約・お問い合わせは、まゆみ夫婦問題相談オフィス公式サイト
からお気軽にどうぞ。



