喪失からの深い悲しみを乗り越えるために ②
夫婦の「浮気」が発覚したとき、一方としての気持ちは「許せない」「仕方がない」とさまざまです。中には「離婚はしたくない」と願う方も少なくありません。
しかし、ただ時が過ぎるのを待つだけでは夫婦関係が自然に修復することは難しいでしょう。離婚を避けたいのであれば、妻自身が主体的に行動し、夫婦の気持ちを取り戻す努力が必要になります。次に3つのステップをあげていますので、参考にしてみてください。
相手の浮気と向き合う姿勢
浮気が発覚した直後は、感情的になってしまいがちですが、まずは「離婚はしない」という強い意志を持ち、落ち着いて対処することが大切です。
例えば、夫が浮気をした場合、不倫相手に法的措置を取ることで夫と相手の関係を断つことは可能です。
ただし、本当の課題は「夫の気持ちをどう取り戻すか」にあります。
なぜ夫の気持ちが妻から離れてしまったのかは、妻一人で抱え込んでも答えは見つかりません。
客観的な視点が必要であり、専門のカウンセラーに相談することで、自分では気づかなかった原因や改善策が見えてくることもあります。
浮気防止には「なぜ浮気するのか」を考える
浮気を再発させないためには、まず「なぜ夫は浮気をしてしまうのか」を夫婦で考えることが大切
です。
浮気の定義は人によって違います。「体の関係があれば浮気」「手をつなぐだけで浮気」など夫婦で認識がズレていれば、トラブルにつながります。あらかじめ「どこからが浮気なのか」を話し合い、共通の認識を持っておくことで、未然に防ぐことができます。
また、夫が家庭で居心地よく過ごせるような雰囲気づくりを心がけることも、浮気防止には効果的です。夫婦生活は結婚がゴールではなくスタート。互いに違いを認め合い、努力を続けることが信頼関係を深める基盤となります。
責めるよりも冷静に行動を
浮気が発覚した直後は、本人自身も少なからず反省や後悔を抱いているものです。
そのタイミングで感情的に責め立てるより、あえて普段通りに接しながら「浮気は許されないこと」というメッセージを伝える方が、効果的な抑止力になることもあります。
例えば話し合った機会に、浮気防止のためのツール活用してみるのも手です。
最近は「浮気防止アプリ」を利用する夫婦も増えています。GPSやSNSの履歴確認など探偵のように監視できるものもありますが、無断で導入するのは信頼関係を壊すリスクがあります。話し合いの上で「再発防止のために一定期間だけ活用する」と合意して使う程度が現実的でしょう。
mSpy(エムスパイ):通話履歴・SNS・GPSなど幅広く監視可能
Prey Find my Phone Tracker:GPS表示やスマホにアラームを鳴らせる
Phonedeck(フォンデック):見守り用に開発され、写真撮影や録音も可能
一人で抱え込まないことが大切
浮気という大きな問題に直面すると、「自分にも原因があるのでは」と自責の念に駆られることもあるでしょう。しかし、夫婦関係の修復は一人で背負うには重すぎます。
弁護士や専門の夫婦カウンセラーなど第三者の力を借りながら、少しずつ互いの気持ちを元に戻す努力を続けることが、離婚を避け、関係を再構築するための近道です。
「離婚はしたくないけれど、どうしたらいいのかわからない」
「夫婦関係をやり直したいけれど、自分ひとりでは不安…」
まゆみ夫婦問題相談オフィスでは、夫婦カウンセラー・大塚麻由美が、豊富な経験をもとにお一人おひとりの状況に合わせた具体的なアドバイスを行っています。
一方的に「離婚すべき」「我慢すべき」と決めつけることはありません。
ご相談者様の「本当の望み」を大切にしながら、夫婦関係を再構築していくための道筋を一緒に探していきます。
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