喪失からの深い悲しみを乗り越えるために ②
こんにちは。夫婦・家族相談オフィス代表の大塚麻由実です。
今回は、「長女だけに厳しく当たってしまう」ことで悩まれている30代の母親の方からご相談を受けました。
その時に紹介した家庭でご自分で実践できる3つのステップをご紹介します。
自分で実践できる3つのステップ
① 感情のスイッチを一旦オフにする工夫
まずは、怒りやイライラの感情が高まっているとき、一度その場を離れてみましょう。リビングから出て深呼吸したり、トイレや外に少し出るだけでも、気持ちが落ち着きやすくなります。感情が落ち着けば、言葉や接し方にも余裕が生まれます。
② 心が揺らぐ原因を、過去の兄弟関係から探る
「なぜ長女には厳しくしてしまうのか?」
その背景には、ご自身が育った家族の構造が影響している場合があります。
例えば、自分が優等生で、姉や妹がそうでなかったとき──
幼少期に経験した優越感やコンプレックスが、無意識に「長女に当たる自分」を作っていることもあります。逆に、姉妹の方が自分より優れていた場合、その存在に対する複雑な感情が、今の子どもとの接し方に影響しているかもしれません。
一度、ご自身の姉妹関係を振り返り、心の動きを意識してみてください。
③ 改善の第一歩は気付きから
感情に流されてしまうと、子どもだけでなく自分自身も苦しくなります。
まずは「どうして今、こんなに怒ってしまったのか」を自分自身と静かに向き合う時間を作りましょう。
心理学的にも、感情の揺らぎは幼少期の人間関係や体験から影響を受けているとされています。
✓まとめ:感情を切り替えて、自分を理解しよう
ステップ内容
① 心のクールダウン怒ったときに場を離れ、小さなブレイクを入れる
② 原因を探る幼少期の姉妹構造や心の動きを振り返る
③ 内面と会話するなぜ今、自分は怒っているのかを静かに考えてみる
上記を実践することで、家庭の中に穏やかさと理解が生まれます。
完璧を目指す必要はありません。少しずつ、あなた自身の心に余裕が生まれることが大切です。
この記事が、「長女だけに怒ってしまう自分」を見つめ直すきっかけになれば幸いです。
家庭や感情の悩みを抱えている皆さま、おひとりでも気軽にLINEやメールでご相談ください。
いつでもお待ちしています。



