バリアフリー、そしてIDとUDのちがい ③
インクルーシブアドバイザーの
布施田祥子です。
インクルーシブデザインで、社会課題をビジネスで解決。
そして、誰にとっても選択肢のある日常が当たり前になる。
そんな「新しい当たり前」をつくる活動をしています。
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インクルーシブデザインという言葉
最近よく耳にすることがあるのではないでしょうか?
今日はインクルーシブデザインとユニバーサルデザインの
違いについて話したいと思います。
IDとUDのちがい その1
インクルーシブデザイン(ID)とユニバーサルデザイン(UD)。
どちらも、製品やサービスを
よりたくさんの人たちが使えるように
設計するアプローチとして、使われる言葉です。
よく似た言葉ですが、いくつかの違いがあります。
インクルーシブデザイン(ID)は、
人々の多様性を認識したデザインです。
病気や障がいのある人、高齢者など、
これまで社会的に排除されてきた
当事者と一緒にものづくりをするため、
「新しい価値を、社会に提供するイメージ」だと、
私は考えています。
一方で、ユニバーサルデザイン(UD)があります。
ユニバーサル(普遍、一般的)の言葉通り、
年齢や能力に関係なく、
すべての人が製品や環境を利用できるデザインです。
ユニバーサルデザインには7つの原則があり、
これに基づき、デザイナーがデザインします
当事者といっしょに、
ものづくりをしているわけではありません。
社会から排除される人をなくすためのデザインであり
「より多くの人が使えるものをデザイン」
するイメージです。
IDとUDのちがい その2
インクルーシブデザイン(ID)とユニバーサルデザイン(UD)は、
どちらが良くて、どちらが悪いわけではありません。
インクルーシブデザイン(ID)は特定のユーザーのニーズに対して、
具体的に製品やサービスの質を向上させたいプロジェクトにぴったりです。
ユニバーサルデザイン(UD)は、
公共施設のように いろんな人たちが利用することを想定した
製品やサービスのプロジェクトに適しています。
どちらが適しているのかは、
対象にしている製品やサービスによって異なります。
あなたの会社にはどちらが適しているのでしょう?
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