地盤リスク

原井啓介

原井啓介

テーマ:住宅購入

昨日放送されたNHKスペシャルとても勉強させていただきました。(画像はいずれもNHKスペシャルのものです。)




表装地盤が軟弱の場合(粘土等)その軟弱地盤層の厚さ(深さ)によって地震の揺れが増幅されれることを丁寧に解説しています。




背の高い建物(ビル等)は大きくゆっくりな間隔で揺さぶれば、その揺れに共振し大きく揺れます。背の低い建物(主に木造2階建等)にはあまり揺れない。
背の低い建物(主に木造2階等)は細かく早く揺さぶると大きく揺れます。背の高い建物(ビル等)は、余り揺れない。
模型を使い丁寧に、わかりやすく解説しています。
建物の耐震にも番組は触れています。【構造合板釘間隔を細かくするだけで耐震性は上がる】【杭は重さを支えるものである】その通りです。
地形についても、とても勉強になりました。
川沿いは軟弱であり揺れやすいと思い込んでおりましたが、実は、【軟弱層の厚さが大きく関係】することを知りました。台地は地盤が良いと、考えておりましたが、台地=良い(揺れにくい)ではなく、軟弱層の厚さ(軟弱層の深さにもよる、深いから大きく揺れるというわけでもないです。)がとても関係すことを学びました。
この調査をした防災科学研究所では、関東にも表装地盤の調査を行ったそうで、揺れやすさマップも大きく変更されます。今まで揺れにくいとされた箇所が、実は何倍も揺れやすい!とのデータが年内に公開されるそうです。
木造住宅が多きく揺さぶられるエリアは埼玉南部から東京千葉神奈川にかけて大きく分布しています。
地盤のリスクを知り、建物の剛性を高めることは必須です。
建成では耐震診断・耐震補強提案を行っています。来るべき地震に備えましょう。
NHKなので再放送?あると思います。ご覧になっていない方は是非視聴ください。

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原井啓介
専門家

原井啓介(宅地建物取引士)

株式会社 建成

「家は一生の買い物ではなく、変化するライフスタイルによって住み替えていくもの」という前提から、購入時と売却時の価格に差異のない物件購入を専門的な見地からアドバイス。

原井啓介プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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