血糖値で高まる病気リスクと太りやすさを“今すぐ改善する方法”
ダイエット中、「低GI食品を選ぶと良い」と聞いたことがある方は多いと思います。
しかし、実際の血糖値の上がり方は、GI値だけでは判断できません。
この記事では、
GI値 / GL値とは何か
GIの見方で起こりやすい誤解
そして、なぜGL値が重要なのか
を、研究論文も踏まえながら
できるだけわかりやすく整理して解説します。
1. GI値とは何か?
GI=血糖値の「上がる速さ」の指標
基準値:ブドウ糖=100
GI → グリセミック=血糖
インデックス=指標 の略
ブドウ糖(グルコース)が一番血糖値が上がるため基準となっている。
血糖値が上がりやすい理由→消化がいらないため、そのまま小腸から吸収して血中に入るから
2. GI値が高い・低いで何が違うのか
高GI:急激な血糖上昇
→ インスリン大量分泌
低GI:緩やかな上昇
→ インスリン反応も緩やか
高GI→血糖値スパイクも起きやすい
例:
高GI:白米、パン
低GI:玄米、全粒粉パン
炭水化物と糖質って同じ?
炭水化物=「糖質」+「食物繊維」
・糖質:血糖値を上げる(消化・吸収される)
・食物繊維:血糖値をほぼ上げない(消化されにくい)
例:玄米100g
炭水化物37g=糖質34g+食物繊維3g
ポイント
玄米のように、
「食物繊維が豊富な炭水化物」はGI値も低い
3. GI値で判断する落とし穴
少量の高GI vs 大量の低GI
→ 血糖値がより上がるのはどっち?
<例で比較>
スイカ(高GI)
玄米(低GI)
※GI値は University of Sydney GI Database 準拠
スイカ1切れ vs 玄米茶椀1杯
結果
スイカ1切れ < 玄米茶椀1杯
→スイカは血糖値がほとんど上がらず、
米を食べた方は血糖値がしっかり上がる。
なぜこうなる?
スイカの場合
・GIは高い
・しかし糖質量が極端に少ない
→血糖値への総負荷は低い
玄米の場合
・GIは低い
・しかし茶碗1杯で糖質量は多い
→ 量が多いため血糖値は上がる
重要ポイント
・GIは血糖値の「上がりやすさ」しか見ていない。
・実際は、「食べた量」で大きく変わる。
そこで、食べた糖質量を考慮して計算された
「GL値」( 血糖値への本当の負荷)
が重要になります。
4. GL値とは何か?
・GL=血糖値への「実際の影響量」
・計算式:GI × 糖質量 ÷ 100
・現実の食事に近い指標
▼具体例(100gあたりの糖質量で比較)
スイカ GI:72
糖質量5.6g
72 × 5.6 ÷ 100 = GL 4
玄米 GI:52
糖質量34.6g
52 × 34.6 ÷ 100 = GL 18
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GL値の目安
低GL:0〜10
中GL:11〜19
高GL:20以上
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こちらから
スイカ → 低GL
玄米 → 中〜高GL
ということがよくわかります。
※GI値は University of Sydney GI Database 準拠
5. GIが違っても、血糖値は同じになる?
2006年に報告された研究では、
「GL値を同等に調整」した場合、
糖質の種類(GI)や量が異なる食事を摂取しても、
被験者12名では、
血糖値の上がるスピードに違いはあっても、
「どれくらい上がったか」の合計は
ほぼ同じだった、と報告されています。
出典:Nutrition Journal, 2006
この結果から、
実際の血糖値への影響を考えるうえでは、
GIだけではなくGL値が重要であることがわかります。
6. まとめ
・結局、気にすべきことは?
結論
まず見るべきは「GL値」
「なにを」「どれだけ食べたか」
が血糖値を大きく左右します。
GIでよくある誤解
×低GIならいくらでもOK
→量が多ければ血糖値は上がる
×GIが高い食品は全部太る
→少量なら血糖値への影響は少ない
GI・GL値が高い食品を食べるときのポイント
・野菜から食べる
・食事直後に体を動かす
これらを意識するだけでも、
血糖値の上がり方を抑えるには効果的です。



