屋根の葺き替えは本当に必要なのか？

屋根の葺き替え

皆様あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

正月あけに趣味仲間の方から電話がありました。
実家に屋根工事の営業がきて「屋根の塗装がダメになっている、苔が生えてもう屋根の機能が落ちている、葺き替えをお勧めします」との事で見積もりをしたそうです。



確かに北側のこの部分は苔が凄いと思います。
しかしよく見るとコロニアル自体がダメになっていると言ではありません。



私はお客様に葺き替えのメリット、デメリット。
屋根塗装のメリットデメリットを説明しました。

正直な話ですが我々業者側はやや高めの「屋根の葺き替え」を依頼して頂いた方が良いです。
その分売り上げも利益もあがります。
しかしお客様への金額の負担は免れません。
既存のコロニアルがもう修復できない位傷んでいるのであれば葺き替えをお勧めしますが、塗装で対応できる場合は塗装をお勧めしております。

よくお客様から「屋根の塗装って5年位で剥がれてしまうのよね」と言われます。
それは何故かと言うと多くは施工した業者の技術不足や単なる施工不良です。
メーカー指定の工事方法や養生方法できちんと施工すればその様な事はほぼありません。
特に冬場の屋根、午前中の霜やは15時以降の施工は塗ったそばから夜露の影響を受けて塗料が流れる事が多々あります。
特に下塗り塗装の段階でそのような事があると仕上げの仕上がり具合に影響する事は多々あります。

多くの塗装業者は「業者の単なる下請け」が多いです。
その為「これ位の工事代金で1週間以内に終わらせないと赤字になる」そんな状況で仕事をしています。
私どもでは塗装施工業者の意見を主張して塗装をしていますので、よその業者よりも工事が長引く事も多々あります。

今回のお客様は「塗装」で対応出来ると思いますので塗装を提案する事にしました。



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