一番時間をかける《教材選び》

平田晶子

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テーマ:新規募集

一番時間をかける《教材選び》


こんにちは。

今日は、教材選びについて書かせていただきます。

◆2歳からの音いろ遊びコース
ご用意いただく教材はありません。教具を使います。

◆ピアノコース
一般的にはテクニック系、曲集の併用が多いと思います。ひらたピアノ教室でも1番多いですが、初級では1冊の教材にプラスして補足(スケッチブック使用)の生徒もたくさんいます。
小さい子の場合は指の筋力、理解力、年齢、特性の有無、色々な理由から判断します。また、教具で補いやすいか?も判断の基準にしています。

中級以上の生徒は、上達するほど必要なテクニックも知識も不可欠です。ただ、曲集に関しては初級同様にスケッチブックを使用して進めている生徒も多くいます。
理由は、中級から難しくなるバロック音楽、一般的に使われているソナチネ、ソナタだけでは、時代が偏るからです。

時には今流行りの音楽でも良いと思っています。これだけ頑張ってきたからこそ好きな曲が弾ける!という達成感と楽しみも味わって欲しいですよね。

ブルグミュラー、ソナチネ、ソナタ、インベンションも大切です。これらの教材を進めながら、時々好きな曲を弾く生徒もいます。

ハノンにプラスして、バロック〜近現代の幅広い曲をその都度チョイスしてレッスン、合間に好きなポップスや連弾をやる生徒もいます。

私としては、教室を卒業したあとも好きな曲を自由に弾けるような力を身につけて欲しいので、一般的な教材にとらわれ過ぎず、生徒1人1人の中身をよく観察しながらレッスン内容を考えるほうが、結果的に生徒が個性を音楽で発揮できる、のびのびとした演奏が出来る子になるのでは?と思っています。

今は素晴らしい教材がたくさん出版されています。私が子供の頃とは比べ物になりません。

今は、「バイエルは良くない」などという意見もありますが、私はそうは思いません。とても良い教材です。
私の生徒にもバイエルが合っている子もいます。違う教材から入り、途中からバイエルの曲を何曲かレッスンする子もいます。

曲名の無いバイエルだからこそ、楽しくレッスン出来ることがたくさんあります。

既存の教材は使い方次第です。
教材に沿って進めるのではなく、生徒をよく観察した上で内容を決め、細やかな方向転換をしながら、その時に必要な事をレッスンしています。

《教具》についてもたくさんご質問をいただきましたが、またの機会に書かせていただきます。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。

ひらたピアノ教室
平田晶子

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平田晶子
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平田晶子(ピアノ教師)

ひらたピアノ教室

2歳から大人まで幅広い年齢層や障がいがある方にピアノ教育を行っています。ピアノのテクニックだけでなく、表現力が豊かになるよう折り紙や絵画をレッスンで行い、五感を刺激する教育を行っています。

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