ご父兄の皆様より発表会の感想をいただきました!
1つの事に真剣に向き合う事とは?
こんにちは!
新学期が始まり、生徒達も忙しそうです。
発表会のリハーサルまで約1週間と言うこともあり、余計にソワソワしています。
人間の精神状態とは不思議なもので、しっかり練習した!と自覚があっても不安は本番まで残ります。
そして本番が近づくにつれて弾けなくなってしまうこともあります。焦れば焦るほど弾けなくなり、余計に不安になるんですね。
私も中学から音楽学校に入り、大学院までずっと同じ気持ちを経験してきているので、生徒の気持ちはよく分かります。
でも、生徒達にはそれを乗り越えるつよい精神力をもち、ミスタッチがあっても楽しく堂々と演奏して欲しいと思っています。
みんなが努力して事は、私もご両親もわかっています。
きっと、演奏を客席で聴いているお父さんお母さんは、たとえ知らない子であっても「がんばれ!」という気持ちで聴いているはずです。
それは、自分の子供が、時には泣きながら練習して本番を迎えた姿と重なるのだと思います。
ピアノは決して楽な習い事ではありません。
コツコツと練習を積み重ねるしかありません。それは、ご両親も私も代わってあげることはできません。
私は、舞台袖から生徒がステージに向かって歩く姿を見ると、「無事に帰ってきてー」と背中を見守ることしかできません。
たった3歳の子が広いステージで一人ピアノを弾く姿、音大生でもなく趣味で習っているピアノに本気で取り組んでいる生徒達を見ると、良い生徒達に出会えて幸せだな、と思います。
発表会の数分のための数ヶ月は、生徒1人1人が努力した時間でもあります。年末年始も春休みも、常に発表会の事が頭をよぎり、落ち着かなかったかもしれません。
今までの練習の成果が発揮できるよう頑張って欲しいです!心配で私は10歳くらい老け込みそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ひらたピアノ教室
平田晶子



