横隔膜と骨と舌路
「トータルヘルスの実現に向けて」というセミナーを受講しました。
毎月恒例の三井温熱のセミナーです。
講師は、落合正浩先生
失礼ながら存じ上げなかったのですが、公衆衛生医としてご活躍の先生でした。
トータルヘルスと言う言葉も、
公衆衛生医という職業も
言葉は知っているけど中身はわからない。というレベルでしたが、とても熱いお話で引き込まれました。
公衆衛生医
とは、個人対象ではなく集団単位で丸ごと診るお仕事だそうで、職場や役所、地域全体に目を向けていらっしゃいました。
中国のことば
上医:国を診る、未病を治す
中医:民を診る、病になろうとしているのを治す
下医:病を診る、病を治す
(大医、中医、小医や、診るは「医す」など、言い方は違いますがセミナーではこのように言われていました。)
のうち、先生は上医(=JOY)を目指していて
温熱療法をやっている私たちも「上医の温熱療法師」を目指すべきだと。
病気の人が来たら上医じゃないってことだよ、と。
それは。。。異次元というか想像できない。。。
でも、本当に難しいことですが、考えるのは自由だし、そのくらいの意識を持つことは大事だなと気が引き締まりました。
トータルヘルスとは
「社会として完全なる健康体」
ここには精神の健康(幸せ)、経済の健康(豊かさ)も含まれるそうです。
奥が深すぎて、書ききれないのですが
「みんなが」幸せで生き生きして豊かで笑っている世界と捉えました。
個人ではなく「みんな」が。
「社会全体」が。
トータルヘルスの実現に向けては…
治療より予防
予防よりトータルヘルス行動
が重要(レベルが高い)
温熱も、治療でも予防でもなくトータルヘルス行動であるという意識を持つように。
トータルヘルス行動は楽しく気持ちよく、身体に良くて、何もなくてもできる
ということがポイントだそうです。
温熱は温熱器が必要なので、若干引っかかるのですが…
ん??
ちょっと待て。
私には足もみもある!!
足もみは条件全てクリアしてる!!
古代から伝わる足もみ、さすがです!!
最後に急に嬉しくなりました。
私は個別の病気を診ることはできませんが、自律神経を整えてその方の力を引き出すことで回復のお手伝いをしています。会話をしながら、なぜこの状態になっているのか原因を共有したり、セルフケアなど自分の身体に意識を向けてもらう事を大切に考えています。
そして、気持ち良かったと笑って帰っていただく。
この繰り返しが、地域のトータルヘルスを広げることにも繋がると信じて、コツコツとがんばろうと思いました。