一生自分の歯で食べるには・・・　2

『8020運動』
みなさんも聞いたことがあると思います。

『80歳になっても20本の歯があるようにしましょう！』

という厚生労働省と日本歯科医師会が推進している運動です。

しかし現実は厳しいのです。

80歳で平均すると10本以下というのが現状です。

そのため多くの高齢者が義歯（入歯）を使わざるをえません。

皆さん，非常に苦労して使われています。

みなさんの周りでも義歯（入歯）を使っている方が身近にいると思います。

彼らは高齢者になって急に歯が悪くなるわけではありません。

若いころ（大体40歳をイメージしてください。）からしっかり歯周病の治療とお口のお手入れを怠ったツケが高齢になって出てきているのです。

歯周病は40歳を過ぎたら80％とも90％とも言われる人がかかる病気です。

他人事ではなく，「自分も罹っている。」という認識をもって歯周病専門医を受診することを強くお勧めします。

それが『義歯を使わず一生自分の歯で食べる。』という事を可能にする手段です。