コラム
歯科の特性 2
2013年10月13日 公開 / 2013年11月22日更新
こんにちは。
青木歯科の青木 護です。
前回に続き歯科の特性についてお話します。
前回,「歯科疾患は自然治癒することはない。」ということを書きました。
「自然に治ることは無いので必ず歯科医院に行きましょう。」ということです。
今日書くのは「歯科疾患は蓄積性の疾患である。」ということです。
『蓄積性疾患』
聞いたことありますか?
難しい言葉に感じるかもしれませんが,「どんどん積み重なる病気」ということです。
例えば多くの人がかかる風邪。
熱・鼻水・咳という症状がでるアレです。
今日,風邪をひいたとして,2,3日寝込む。
でも普通の風邪であれば1週間後には治ってますよね。
もし1週間後に病院にいったとして医師の診察を受けたとしましょう。
その時いろいろ調べてもその先生は1週間前に風邪をひいたかどうかはわかりません。
風邪は治ってしまえばひく前と同じ状態に回復するからです。
一方,歯科で一般的な虫歯。
なったら自然に治癒することはないということは前回書きました。
つまり削って詰めるというような治療をしなければ治りません。
すると当然ですが歯には治療痕が残ります。
風邪は1週間後にはわかりませんが、歯科の場合は1週間どころか5年後でも10年後でも見ればわかります。
それも歯科医師ではなく,誰が見てもわかります。
このように歯科疾患はその人の口にどんどん病歴が蓄積されていきます。
爪や髪のように切っても伸びるというように再生することもありません。
ですからなるべく蓄積しないように日ごろから健康に保つことが非常に大切になります。
そのためには定期的な検診,早期発見・早期治療ということを意識してください。
信頼できるかかりつけ医を見つけることが一番です。
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