「自分が亡くなったあと、身の回りのことを誰に頼めばいいのか――」
お盆に実家へ帰省すると、懐かしさと同時に
ちょっとした不安を覚えることはありませんか?
- 実家が以前よりも古びて見える
- お墓参りに行って「自分はいいけど、子どもは来られるだろうか」と思った
- 親の体力や判断力が少し落ちてきたように感じた
- お金や契約のこと、誰も詳しく分からないままになっている
普段の生活では気にならなくても、帰省のタイミングだからこそ、
こうした気づきが浮かんでくるものです。
「どうしたらいいのか」とまでは決められなくても、
まずは気づいたことを整理しておくことが、将来の安心につながります。
ここでは、お盆明けに無理なくできる 「現状整理の準備リスト」 をご紹介します。
すぐに行動に移すとまではしなくても
(それはかえってトラブルのもとになります)、
まずは「分かっていること」と「まだ分からないこと」
を仕分けしておくことから始めてみてください。
1. 実家と不動産の情報の整理
- 固定資産税の納税通知書(納付書だけでなく送られてきた通知書全部)
- 登記簿謄本(権利関係や名義人の確認)
- 建物の築年数や修繕歴
ひとこと:
名義が亡くなった親のまま放置されているケースは意外と多く、後々大きな手間になることがあります。また、固定資産税の通知書は手掛かりとしてとても重要なものとなります。捨てずにきちんと保管しておきましょう。
2. お墓や仏壇の現状確認
- 墓地の契約書や永代使用権の名義人
- 管理料の支払状況
- お寺との檀家関係(離檀料の有無など)
ひとこと:
お墓参りのときに気づいた「雑草が増えた」「管理が大変そう」という感覚は、整理を考えるきっかけになります。
3. 財産や預貯金の把握
- 銀行口座の一覧(通帳やカード)
- 保険証券(生命保険・医療保険など)
- 株式や投資信託の有無
ひとこと:
いざというときの入院費や葬儀費用に充当することを考えているなら、家族が全容を把握できないと、その時になって慌てて探し回ってしまって大変なことになってしまいます。
4. 親の健康状態と希望を知る
- 医療や介護に関する希望(延命治療を望むかどうかなど)
- 認知症の兆候があるかどうか
- 将来の介護施設入居についての考え
ひとこと:
本人がしっかり話せるうちに聞いておくことは、家族全員にとって大切な備えになります。
5. 家族・親族の連絡先リスト
- 相続人となり得るきょうだいや親族の連絡先
- 海外在住や音信不通の人がいないか確認
ひとこと:
連絡がつかない人がいると、相続やお墓の整理など、ほとんどの手続きがストップしてしまいます。
6. 自分自身の気持ちを整理する
- 実家やお墓をどうしたいか
- 子どもや家族に伝えておきたいこと
- どのテーマから優先して考えたいか
ひとこと:
自分の気持ちをメモに残しておくだけでも、後から家族と話し合うときに役立ちます。
まとめ—“気づいたこと”をそのままにしない
お盆休みは、普段は意識しない実家や親のことを改めて考えるきっかけになることが多い時期です。
「気になったけど、また来年でいいか」と先延ばしにしてしまうと、名義人が亡くなったりや判断力の低下などで、手続きは一気に複雑になってしまいます。
まずは今回のリストに沿って、実家・お墓・財産・家族の状況を整理してみてください。
それだけで、次にどうすればいいかの道筋が見えやすくなります。
もし整理が難しいと感じたら
「何をどうまとめればいいか分からない」
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