最適な老人ホームを見つける為に~現地見学時のチェックポイント~
入居したい施設(老人ホーム)に入れなかった、、、
色々な方の高齢者施設(老人ホーム・ケア住宅)探しのお手伝いをしていると、
本人や家族は入居を希望しているが、施設から入居を断られてしまったお話を伺う事があります。
ではどのような理由で断られてしまうのでしょうか???
様々なケースがありますが、大きなポイントとしては以下2点になります。
①入居条件に合わない
以前のコラムでもご紹介しましたが、自分で施設探しをされる(WEB・ポータルサイト等)方で多いのがこのケースです。
施設側の意見としては、
・対象としている介護認定が無い(要支援/要介護)
・施設で対応出来ない状態(特定の医療対応が必要、問題行動がある等)
・希望予算では料金が収まらない(想定していた以上に費用がかかる)
こういった点が多いような印象を受けます、
ただし、この条件面の不一致による入居拒否については、事前に専門スタッフ(紹介サービス等)に相談する事で回避する事が可能です。
②空室が無い※タイミングが合わない
人気の施設を希望される場合に多いのがこのケースです。
近年、老人ホームや高齢者住宅は飛躍的に増えておりますが、同時に入居を希望する高齢者の人数も激増しております(2025年問題)
その為、人気のある施設(料金が安い、サービスの質が高い、看護師が常駐等々)は基本的に満室、または空室が出てもすぐに埋まってしまう状況です。
また人気施設は多くの方からの応募がある為、必然的に「入居条件」も厳しくなる傾向があります。
具体的には、、、
・介護度が高い(要介護③以上等)方しか受入しない
・医療保険や障がいサービスが併用出来る方を優先する
このような施設側にとってメリットが高い(保険収益が期待出来る)方を求める傾向があります。※料金が安い人気施設を想定、高額施設等はまた状況が違います
そこで起きるのが、、、
・空室があると聞いたので見学に行くが入居判定で落とされる
というケースです、これは同時期に申し込んだ別の入居希望者(メリットがより高い方)が入居者として選ばれたと考えられます。
老人ホームを探している立場からすると腹立たしい気もしますが、施設運営側も経営上利益を追求する必要があるので致し方無いかなとも感じます。
予算が少なく、介護認定が低い(比較的自立度が高い)方にとっては厳しい状況だと言えます。
条件の良い施設に入れるタイミングとは!?
ここまでマイナスイメージが多い内容ばかりだったので、、、
施設探しにおける注目ポイントを最後にご案内します!
ズバリ、狙い目のポイントは、、、
新規オープン情報を見逃すなっ!
当たり前のようですが、新規オープン施設を選ぶメリットをご紹介します!
①入居条件が緩和される事が多い
⇒本来は「要介護③以上」を入居条件にしている施設でも、オープン直後は「要介護①・②」でも相談に乗ってくれるケースが多いです※支援は厳しい場合有
②オープンキャンペーン等が実施される事が多い
⇒よくあるのが「初期費用無料(敷金や一時金)」、「2か月間家賃無料」、「月額利用料を永年1万円減額」、「テレビやタンス等プレゼント」等々
③新築で未使用の部屋に入居出来る
⇒まだ誰も使用していない居室に入居出来、新しい生活を気持ちよくスタート出来る
④入居者同士の人間関係を構築しやすい
⇒全員が新規入居なので無駄な気遣いが不要※既存施設は仲良しグループ等が出来ているようなケースもあり
上記のようなメリットを享受出来る可能性があります、特に①は大きなメリットだと考えられます。
ただし、逆に新規オープン施設のデメリットも発生し得るのでご案内しておきます。
・運営実績が少ない法人は不安※安定した施設運営が出来るのか?
・現場スタッフに新人が多い※トラブル対応等が柔軟に出来るか?
・施設サービス(レクレーション、リハビリ、食事等)の内容と質がわからない
多店舗運営している法人の新規オープンであればそれほど心配はありませんが、実績が少ない場合は正直紹介する立場としても不安が残ります、、、
老人ホーム業界は運営会社が入れ替わる(業績不振等の理由で)事も散見されます、入居施設を決める際はしっかり確認する事をおススメします!
新規オープン施設情報、運営会社情報も収集しておりますので、最適な施設探しをご希望の際は是非お気軽にご相談ください!