大学入試志望理由書対策「基本編」~第3回:完璧なマッチング!大学・学部への「未来への羅針盤としての志望理由書」の書き方
オフィスカタリストの角野裕美(カドノヒロミ)です( ..)φ
はじめに
大学入試のスタイルは、この10年ほどで、一般入試から、
総合型選抜
学校推薦型選抜(指定校推薦も含む) が、増加
してきました。
それは、国公立大学はもとより、
私立大学においては、過半数となっているところも多いのです。
この現状をふまえて、
一般選抜の準備と並行し、
総合型選抜や学校推薦型選抜を考えている高校生も増えて
きています。
これらの入試においては、
○志望理由書
○自己アピール書(自己推薦書)
は合否を左右する非常に重要な要素。
書いて提出するのは、必須条件なのです。
ではなぜ、これほどまでに「あなた自身」をみつめ、語り、
伝えられるのかどうか、ということを、求められるようになったのでしょうか?
今回、そしてこれから始まる全5回のコラム連載のプレリュードとして、
またまた「講師と生徒の対話形式」にて、
の背景と入試の傾向を読み解いてまいります。
なぜ大学入試は「志望理由」を問うのか?
生徒(生):「角野先生、最近の入試って、いわゆる知識を問うテストだけじゃなくて、
志望理由書とか面接とか、を書いて提出することを求めてきますよね。
正直、一般試験対策と共に、取り組むのが難しいっていうか…
これって、なんでなんでしょう?」
角野講師(カ):「とってもいい疑問ね。
数十年前、(私が受験した時代の!!!)入試は、
確かに筆記試験の点数だけで合否が決まる、『学力一本勝負』だったわね。
でも、今は大きく変わってきているの。
その背景には、大きく2つの理由があります。確認していきましょうね。」
理由1:入学後の「意欲」と「成長」を見るため
(カ):「まず1つ目の理由。
大学側は、入学した学生に、〝4年間で大きく成長して卒業してほしい〟と強く願っているわ。
ところがね、高校までの成績が優秀でも、
ただ周りに流されて入ってきた学生は、
入学後に意欲を失ってしまったり、勉強についていけなくなったりするケースが
実は、少なくなくってね…。」
生:「入ってから燃え尽きちゃう、ってことですか…」
カ:「そう。だから大学は、
『この学生は、うちの学部で学びたいという強い意志(=志望理由)と、
それをやり遂げるための資質(=自己アピール)を持っているか』 を徹底的に確認したい
と考えました。
つまり、志望理由書は、
あなたの『学習への意欲』と『将来への展望』を測るもの、といえるのね。
そして、理由の2つめは…。」
理由2:「多面的な資質」を持つ人材の選抜
カ:「2つ目の理由は、社会の変化よ。
現代社会は、単純な知識だけでなく、
論理的思考力、課題発見能力、そしてコミュニケーション能力など、
多面的な資質を持つ人材を求めるように変化してきています。
筆記試験だけでは、これらの能力は測れない、
と考えたってワケ。」
生:「確かに。
グループで何かを成し遂げた経験とかは、
テストの点数には、挙ってこないってことかな?」
カ:「その通り。
志望理由書や面接、
小論文といった選抜方法は、 あなたの
『思考の深さ』 『論理的な表現力』 『主体性』
といった、筆記試験では測れない能力を
大学側が確認するための貴重なツールなの。
大学は、これらの情報を通じて、
あなたという人間が
『大学の教育方針や研究分野とどれだけマッチしているか』
を見極めたいのよ」
生:「なるほど…志望理由書って、単なる『作文』じゃなくて、
自分の学習意欲と資質を証明していく、計画書、みたいなものだったんですね!」
カ:「その通りよ!
志望理由書は、あなたの
『学習意欲』
『大学との適合性』 を示す最高のチャンスなの。
これから始まるこのコラム連載、志望理由書対策コラム【基本編】全5回で、
志望理由書をどう組み立てていくとよいのか、
具体的なステップを徹底的に学んでいけるように、
それを目指して述べていくわね。」
セ:「さあ、志望理由書はもう『なんだかわからない、面倒な書きモノ』ではないわ。
『あなたの可能性を大学に売り込むための最高の機会』と捉えましょう。
なにより、あなたの人生を振り返り、今の思いを将来像と共に、大学側に見せられる、
とても有意義なもの。
この連載で、一緒に合格を掴みに行く準備をしましょう!」
生:「はい!連載、楽しみにしています!」
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