韓国済州道の今後の地価について考えてみました。
先日のコラムで、韓国済州道の不動産価格について悲観的な見方を載せましたが、最近知り合った済州道現地不動産業者の話では、中国からの団体旅行客が一時的にせよストップしている中で、逆に日本や陸地からの韓国客の増加、韓国人の移住先としての済州道という選択肢として依然人気のある地域ということで、中国の経済制裁=地価の急激な下落というような短絡的なものではないとの見方もあるという意見を聞きました。
つまり、中国からの団体観光客でごった返す済州道ではなく、ゆったりとした時間が流れ自然を満喫でき、免税店などのショッピングもゆっくり楽しめる、本来のチェジュの素晴らしい雰囲気が戻り、そのことが日本やその他海外からの観光客にとっては魅力のある島に返り咲いたとも言えます。
先祖から受け継いだ大事な相続財産を少しでも良い価格で売却したいと願う在日コリアンにとっては、非常に有難い情報ではないでしょうか?
いずれにしても、韓国済州道が今後とも魅力のある島であり続けるためには、まずは行政側の様々な有益な政策が最重要であると同時に、民間企業もこれに協力し、島民にとってはもちろんのこと海外から見ても魅力のある島に育てていくというビジョンを皆で共有することが何よりも大事ではないかと強く感じる今日この頃です。