認知症の種類と症状、原因、予防と治療法について
ベーチェット病の治療Q&A
Q1.ベーチェット病に対して漢方薬は効果がありますか?
A.たいへん有効です。
ベーチェット病の方の症状は、ほとんど皆さん改善しています。
1ヶ月で効果の見える人が多い。
改善というのは、症状の出る頻度が少なくなる、
症状が出ても治りが早くなる、などです。
ブドウ膜の炎症のために白内障手術が出来ない方が
ブドウ膜炎の改善により手術が出来るようになった人も数人います。
病院の強いクスリも少しずつ減る人も多いです。
病院の強いクスリも少しずつ減るだけでも
体にとって副作用もへるので非常に良いのですが
さらに漢方薬によって体内環境も良くなるので、プラスマイナスの差は大きいと思う。
ただし、夜更しや暴飲暴食、ものすごいストレスの連続があると効果が落ちます。
Q2.ベーチェット病の特殊なタイプにも治療効果がありますか?
A.神経ベーチェットは現状維持またはすこしの改善程度ですが、
血管ベーチェットや腸管ベーチェットなどの特殊なタイプにも有効です。
Q3.漢方薬は体質によって合う合わないがありますか?
A.漢方薬は体質によって合う合わないではなくて、
合わせる側(私達)の上手かどうかによります。
でも、ベーチェット病の方の症状は、ほとんど皆さん改善しています。
Q4.ベーチェット病の場合、漢方薬の効果が出るまで長くかかるのでは?
A.みなさん1~2ヶ月もあれば、効果を感じていただいています。
もうすこし具体的に言いますと、
ベーチェット病の症状の出る回数が減ってくる、
症状が出ても軽くすみ、治りも早くなる。
ベーチェット病でも若い人の場合には、微熱が続く人が多々います。
ひどい人では1年間のうち100日は高熱で寝込むという人もいましたが、
漢方薬ではこのような微熱はスパッと良くなりますね。
また、ひどくなって間もない人の場合、
漢方薬などの服用によって、車イス状態の人が松葉杖になる、
また松葉杖の人が杖なしに大丈夫になった人もいます。
陰部潰瘍や結節性紅斑などはすこしずつゆっくりと改善します。
最も大切なことは、夜更かししないこと、そして暴飲暴食はさけて、
ものすごいストレスに対しては何とか上手に対応することです。
これらがクリアされないと、症状はおさまりにくく、
症状が良くなっていてもまた出てきたりすることもあります。
「夜更かししない」こと
「ゆったりと豊かな日々をごきげんさんにすごす」ことが肝要です。
Q5.ブドウ膜炎があって、視力低下や失明が不安なのですが、
視力が低下しないように予防はできますか?
A.大丈夫だと思います。その根拠は、
視力が低下して間もない人の場合、
漢方薬などによって視力が改善することがよくあるからです。
すでに失明してしまった人の回復は期待できませんが、
漢方などの服用によって、明暗がわかるようになることはありました。
その人は外斜視も良くなりました。
特記すべきことですが、
白内障(ステロイドによる?)によって視力がほとんどなくなっている人で、
ブドウ膜の炎症があるために白内障の手術を受けることのできない人が、
漢方を続けていくと、ブドウ膜の炎症がよくなったために、
手術できて視力も大丈夫になった、という人が10人ほどいます。
喜ばれますね。おおげさではなく人生が開けます。
仕事に復帰することができた、とか結婚することができました、とか・・・です。
Q6.口内炎が数えきれないくらい出来て何も食べれないのですが。
A.ベーチェット病では、口内炎はほとんどすべての人に出ます。
口の中にすき間なく口内炎が出来て、1年に2~3回入院していた人がいました。
漢方薬などの服用によって、
時折、口内炎はできるものの入院はしなくなりました。
ベーチェット病の場合、漢方薬は必ず煎じ薬にして戴いています。
Q7.大学病院で「疑ベーチェット病」と言われ、
「疑い状態」で病名が確定されていません。どうすれば良いのでしょうか。
A.病名を確定することも、もちろん大切なのですが、
ベーチェット病は血液検査でも特定できにくいことも多いものです。
大学病院で「疑ベーチェット病」とされているケースの人も
何人かお世話をさせていただいています。
この場合、大学病院では必要以上の強いクスりは(副作用が強いため)
使われていないことが多く、それでも皆さん経過は非常に良いですよ。
Q8.漢方薬は病院のおクスリと併用しても良いですか?
A.大丈夫です。むしろ最初は併用をおすすめしています。
病院のおクスリはだんだんと強いクスリになっていく傾向があるようです。
そこで漢方を併用すると、症状が改善してくるため、
病院のおクスリが増えないどころか、少なくなってくることが多いのです。
ただしゆっくりですよ。でも症状が改善しながら病院のおクスリが少なくなるということは、
副作用もへるということなので体内環境は非常に良くなっていきます。
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漢 方 誠 芳 園 薬 局
〒545-0014 大阪市阿倍野区西田辺町1-12-14
TEL; 06-6480-8525
info@seihouen.ne.jp
http://www.seihouen.ne.jp
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私が始めてベーチェット病のお世話をさせて頂いたのは、25年前のことでした。
ベーチェット病は当時、一般の病院でも、ほとんど知られてなかったのですが、
私は、たまたまその頃、漢方での難病の治験例集を読み漁っていたので、
ベーチェット病についてやその漢方治療法は知っていました。
最初、奥さんに無理やり連れられ来店した、40才代の男性Mさん、
大きな病院も5~6件回ったけれども、病名もハッキリしないし、次第に悪化しているとのこと。
右目失明、良い方の左目も視力が1、0から0、3位にと急激に低下。
口内炎と関節痛。 全身の結節性紅斑様発疹、陰部潰瘍など
ベーチェット病の四大症状がそろっていました。
私はベーチェット病だ、とピンときたのですが、
確認のために大学病院でベーチェット病ではないのかを聞いていただいたところ、
そうだろう。 と言われたそうです。
病名が分かって信頼はされましたが、良くなってもらわないと困ります。
そして、漢方薬を服用し始めて間もなく14日ほどで、本人が効果を一番感じたそうです。
それから、漢方を続けていくうちに、発疹や関節痛はいままでの2~3割程度は残るものの
ずいぶんラクになり、他の症状はすべて改善しました。
左目の視力も0、3だったのが1、0に改善。 おまけに斜視まで良くなった。
失明した側の右目の視力は出ないものの、光を感じる様になり、物の動きはわかるようになった。。
もう時効なので、構わないと思うんですが、この方の仕事は運送会社の運転手でしたので、
定年まで、事故もなく仕事を続けることが出来て、大変喜ばれました。
それから今まで、少なからずのベーチェット病の人たちのお世話をさせていただいています。
ベーチェット病について詳しくはhttp://www.seihouen.ne.jp/newpage-behcet.htmをご覧ください。
ベーチェット病は、ほとんどの場合口内炎があり、その他の症状を併発します。
下記の症状はすべてそろうとは限りません。
○ベーチェット病の主症状
口内炎、口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍
口唇、頬部、歯肉部の粘膜、舌に円形の浅い痛みのある潰瘍を生じます。
1週間前後で瘢痕を残さずおさまり、再発を繰り返します。
皮膚症状
四肢、とくに下腿に好発する痛みのある結節性紅斑様の皮疹。
血栓性静脈炎、顔面、頸部、背部などに「にきび」様の皮疹を生じます。
眼症状
再発を繰り返すブドウ膜の炎症。虹彩毛様体炎、網脈絡膜炎などを生じます。
自覚症状としては、視力低下、飛蚊症、霧視症などを訴えます。
眼症状を呈した約80%の例は、10年以内に視力が0.1以下に低下することが多いです。
外陰部潰瘍
男性では陰嚢ときに陰茎、
女性では陰唇、膣腔壁に痛みのある境界鮮明な潰瘍を生じることがあります。
○ベーチェット病の副症状
関節炎、消化器症状、副睾丸炎、血管系症状、中枢神経系症状があります。
関節炎を除くと頻度は低いですが、
特に消化器症状、血管系症状、中枢神経系症状を持つベーチェット病は、慎重な対応を要します。
関節炎
膝・肩・肘などの大・中関節に発赤、疼痛、腫脹が一過性に出現し、再発を繰り返します。
腸管型ベーチェット病
回盲部に多発性潰瘍が好発し、虫垂炎と似た腹痛、下血などを生じます。ときに穿孔します。
血管型ベーチェット病
部位により、大動脈炎症候群、腎血管性高血圧、脳循環障害、上・下大静脈症候群など多彩です。
神経ベーチェット病
初期症状は、手足の運動が不自由になるなどの中枢性の運動麻痺などがあります。
お世話をさせていただいているベーチェット病の方はこの一年間で20人います。
カルテを見て行きますと、明らかに効果を感じた人が3~4ヶ月以内では18人(90%)でした。
そのうち、1~2ヵ月以内で効果のあった人が約15人(70~80%)でした。
もちろん、その期間で治ると言うことではなくて、
そこから波がありながらも、年々良くなっていきます。
夜更かしや暴飲暴食、ストレスなどで、時折症状が出ても、
いままでよりも症状は軽く、治りも早いようです。
また、漢方薬は副作用がないだけではなく
体内環境を良くするために、だんだんと体も丈夫になってきますからいいですね。
5年も10年も飲んで完全治癒した方もいらっしゃいましたし、
半年以内に眼鏡で視力0、1の方が1、0まで回復した方もいらっしゃいました。
また、ステロイド治療による白内障で視力が低下しても、ブドウ膜の炎症が強いために
白内障の手術を受けれない人でも、漢方を服用することによってブドウ膜の炎症が改善して
白内障の手術をできるようになって視力を回復するというケースもあります。
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漢 方 誠 芳 園 薬 局
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