気軽に健康相談ができる漢方薬剤師。日本の伝統医学である漢方のすばらしさを伝えたい（2/3）

体調不良や健康づくり、美容など、あらゆる悩みを気軽に相談。昔ながらの薬局文化を復活させたい

　白石さんの実家は大阪市内で祖父の代から続く街の薬屋さん。白石さん自身も大学で薬学部を専攻して薬剤師の資格を持っています。

　「実家は薬だけでなく、化粧品やトイレットペーパーなども売る昔ながらの街の薬局で（笑）、いろいろなお客さまが訪れ、薬剤師の知識を生かして地域の相談所みたいな役割も果たしていました。でも、今の薬局は、病院からの処方箋を受け取り薬剤師はその通りに薬を渡すだけですよね。一方、ドラッグストアはスーパーかコンビニのようで相談はしづらい…」と白石さん。

　病気になれば病院で医師が診てくれますが、「なんとなくだるい」「肩こりがつらい」といった未病や、「ダイエットしたい」「にきびが気になる」「若返りたい」などの美容、「風邪をひきたくない」などの予防は、どこへ相談したらいいか分からないもの。「昔ながらの薬局文化を復活させ、健康相談難民をなくしたいと思ったことも光る堂薬店を開いた大きな理由です。」

　光る堂は「薬局」ではなく「薬店」にこだわったのはそのため。併設の漢方カフェで購入した漢方煎薬を飲みながら、スタッフに気兼ねなく悩み相談もできます。予約をすれば本格的なカウンセリングも行ってくれます。

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