カットソーって本当はどの服の事?

小川多栄子

小川多栄子

テーマ:今さら聞けないファッション用語

カットソーとは






先日テレビで放送していた、
カットソーとはどんな服?

の回答で感じたのですが、
確かに今は当たり前のように使っている言葉ですね。

でも確かにファッションの専門用語です。

ショップのポップにも当たり前のように書いてあるけど、
よく考えたら、なんとなく?ぐらいの感覚でしか分からないですね。

なぜならトレーナーもパーカーもT-シャツも肌着も
今は知らずに履いているデニム風?のパンツも、、、、
カットソー。

カットソーとは
基本編んで作った生地を
カット(裁断)し、ソーイング(縫製)
した服のこと。

なので、編んだ生地を
裁断して縫ってある服は
すべてをカットソーと言います。

ニットデニムは
編んだ生地でデニム風に加工して、
パンツにしたタイプです。
編んであるので、伸びがよくて履きやすいデニムパンツ。
もしかしたら、知らずにはいてるかも?


難しく考えるのではなく、
カットソーとは、
アイテム名ではなくて、作り方の事です。
ニット用のミシンで縫製するので、
縫目も伸びるのがカットソーです。

織って作った生地はカットソーではありません。
基本の作り方が違うので、ミシンも違い、
縫製の仕方も変わります。
ストレッチ糸がはいってても、
編んだ生地ほど伸びません。

そこは違うところですね。

簡単に
T-シャツ、スエット、肌着などを
基本、カットソーと考えておけば、
服の呼び名の差別化も、
わかりやすいと思います。





ニットソーとは?


ニットも当たり前ですが編みなので、
編んだニットの素材をカットして縫ってあるのを
ニットソーと言うのですが、、、
あまり一般には使わないです。

例えば、
セーターはアイテムの名前。

ただ、厚手のニット物は
セーターもカーディガンも、
ニットの大きな区切りでの呼び名ではあります。



サマーセーターも糸が綿や麻ですが、
ニットの仲間です。



今更聞けないファッション用語はたくさんあるので、
これからも、色々発信したいと思います。


「今更聞けないファッション用語」の別コラム
http://mbp-japan.com/osaka/gars/column/?jid=2303

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小川多栄子
専門家

小川多栄子(ファッションデザイナー)

GAR’S(ガーズ)

縫製からトレンドまで洋服に精通。一人ひとりの魅力を引き出し、目的やTPOに応じたコーディネートを提案します。お客様が納得できるファッションを重視、お仕着せにならないスタイリングが好評。

小川多栄子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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