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マーケティングからプロモーションまで不動産事業をトータルサポート

マーケティング領域に知見と実績がある不動産広告の専門家

中原達志

中原達志 なかはらたつし
中原達志 なかはらたつし

#chapter1

チラシやWEB、SNSなど各種広告ツールを活用してターゲットにアプローチ

 「私どもは、不動産業の広告戦略に豊富な知見を備えております。分譲マンションの開発事例では計画段階から携わり、立地や競合の調査、ターゲットの選定、間取り・内外装のプランニング、価格設定などに対応。マーケティングから販売に向けたプロモーションまでトータルでお手伝いしています」

 そう語るのは、大阪市に拠点を構える「アド・コミュニケーションズ」代表取締役の中原達志さん。チラシをはじめとする販促ツールを制作するほか、配布エリアも精査。フリーペーパー、雑誌、新聞などのオフラインや、WEBやSNSを主とするオンライン広告を活用し、顧客にアプローチします。クライアントは大手ハウスメーカーからゼネコンやデベロッパー、地域の建築業者まで幅広く、300社以上の実績があります。

 「不動産は、医療関係に次いで広告表現の規制が厳しい業種です。当方は、不動産公正取引協議会の賛助会員として規約を順守し、商品の適正表示を徹底しております。綿密に校正し、文言はもとより、変更になった最新の規約に違反がないようにチェックしています」

 中原さんのもとではWEBコンサルティングも行い、ホームページの最適化にも取り組んでいます。
 「各ページの閲覧数などからユーザーの動向を分析。資料請求や完成見学会への申し込みといった、お客さまが求めるゴールへとつなげます」
 
 また、2023年8月には「不動産テック協会」に加盟。ソフトウエアやシステムなどを構築するベンダーとともに、集客力の向上や業務の効率化をデジタルの領域からサポートしています。

#chapter2

デザイナー、ディレクター、営業、マネジメント。不動産広告に関する経験をもとに起業

 中原さんは元グラフィックデザイナー。デザイン事務所で企業のロゴ、パンフレット、通販カタログ、ポスターなど紙媒体を数多く手掛け、「2~3日徹夜しても足りないような忙しい環境で鍛えられましたね」と苦笑します。

 その後は、不動産系の広告代理店3社に勤務し、ディレクター、営業、マネジメントといったポジションを経験。制作の指揮・進行やクライアントとの交渉、プロジェクトの進捗、人員の管理などについてキャリアを積みました。

 自身について「現場からのたたき上げ」と語り、下積み時代に、ある顧客から掛けられた言葉がモチベーションになっているそうです。
 「まだ20代だった頃、新聞の折り込みチラシをご提案したところ『君の任せてくださいの一言に安心する』と言ってくださいました。準備を徹底して、自分が納得するまで突き詰め、自信と覚悟を持って臨むことで、お客さまに伝わるのだと実感しました」

 支払われる対価に見合うよう、成果に対して真摯(しんし)に向き合う姿勢が重要だと肝に銘じた中原さん。2000年にかつての勤め先のオーナーと新会社を設立し、取締役に就任。経営面でもスキルを磨き、2008年9月に独立起業しました。
 「これまでは、チラシを配布してお客さまを集めて、という流れでしたが、昨今は物件をインターネットで探す人が増えています。従来の印刷物だけでなく、検索ニーズを意識したWEBサイトと、イメージを描きやすい動画コンテンツなどを連動させることが有用です」

中原達志 なかはらたつし

#chapter3

オウンドメディアを立ち上げ、不動産業界のマーケティングDXを支援

 「不動産はITの分野で立ち遅れている」と感じていた中原さん。2022年4月に、業界におけるマーケティングのDX(デジタルトランスフォーメーション)化を支援するオウンドメディア「Adrans(アドランス)」を立ち上げました。

 認知度アップ、反響獲得といったビジネスの課題解決に役立つノウハウを発信。全国の賃貸オーナーリストや、物件をインテリアで演出するホームステージングのサービスなど、新商材の情報も随時リリースしています。

 「例えば、中国最大の検索エンジン『百度(Baidu)』で、中国市場にリーチする内容を取り上げています。中国人投資家の間で日本の不動産に対する関心が高まっていますが、資金がかかるため、大手企業しか広告を出せませんでした。以前より出稿のハードルが下がった百度の活用方法を解説しています」

 また、メタバース住宅展示場をテーマにした記事も掲載しています。
 「資材高騰もあり、リアルに建設するのは負担が大きいという工務店さんは、3次元の仮想空間にモデルハウスを建てることも可能です。オンラインで接客ができ、現地スタッフも必要ありません。IT補助金を使えばコストも大幅に軽減できます」

 今後は、中堅・小規模事業者のブランディングや業務拡大にも力を入れたいと言います。
 「当方が培ったネットワークを通じて、建築士や施工業者、販売会社など、企業と企業のマッチングもいたします。皆様に寄り添いながら、事業の成長を後押ししていきたいですね」

(取材年月:2023年8月)

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専門家プロフィール

中原達志

マーケティング領域に知見と実績がある不動産広告の専門家

中原達志プロ

広告代理業

株式会社アド・コミュニケーションズ

マーケティング、販促計画から広告運用まで不動産事業をトータルにサポートし、創業以来の取引先は300社を超える。オウンドメディア「Adrans(アドランス)」で、不動産業界のマーケティングDXを支援。

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