訪問マッサージ鍼灸 実例集
訪問医療マッサージとは!
ある一定の疾患、又は障害を患い一人で外出ができない方のご自宅又は施設等(老人ホーム等)に
お伺いし、その患者様の課題に対して医療マッサージ施術、機能訓練等又は鍼灸施術を行います。
施術は「あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師」の国家資格保持者の専門家が行います。
料金「施術代」
医療保険「健康保険証」で施術を受けることができます。
利用者の公的負担割合「1割~3割」でご利用いただけます。
1割負担の方:約370円~430円
2割負担の方:約740円~860円
3割負担の方:約1110円~1290円
・料金相場は、公的保険証適用ですので全国一律料金です。
・身体障がい者手帳1級・2級で「医療費助成受給者証」をお持ちの方は、医療費助成金を受けら
れますので、実質本人負担無で施術を受けることができます。
※健康保険証で施術を受けるには、主治医が発行した「同意書」が必須になります。
(指示書と間違えられることがありますが指示書ではなく「同意書」になります)
同意書は施術所でご用意できます。
医療マッサージ施術に必要な疾患等
・脳卒中後遺症
・パーキンソン病
・パーキンソン症候群
・関節リウマチ
・変形性関節症
・脳性麻痺
・寝たきり患者
・疾患による浮腫み
・疾患による筋力低下
・疾患による疼痛症
・難病指定疾患等
・COVIDー19後遺症
・上記病名に限らず医師が施術を認めた疾患等も対象になります。
医療マッサージ施術の有効性
最も多い疾患、脳卒中後遺症を述べていきます。
脳内の血管が詰まるのを「脳梗塞」、血管が破れるのを「脳出血」と言います。
脳梗塞、脳出血のどちらを患っても脳細胞にダメージを受けます。
ダメージを受けた部位の脳細胞は死滅し、そうなるとほとんどの患者様は半身麻痺の症状が
出現します。
半身麻痺の症状は2種類
・痙性麻痺「硬くなる」・弛緩性麻痺「緩くなる」の2種類で、その何方かの症状が現れます。
その何方かの症状にも半身不全となり、随意的「意識的」に半身を動かす事が不自由になります、
故にその後遺症から自律神経機能も半減以下になり循環低下に陥ります。身体が思うように動かす
事が出来ずに歩行困難となり、活動量の減少から筋力低下になり、そのうち寝たきりに移行して
しまいます。
・痙性麻痺の症状の方は筋肉が硬くなって関節の拘縮が段々と強くなり、筋肉が硬くなり過ぎると
筋痛も出現します、また自律神経の機能低下から冷えや浮腫み等も出現しやすくなります。
・弛緩性麻痺の症状の方は筋肉は硬くならずに逆に緩くなって筋肉は次第に萎縮して細くなり筋力
低下が著しくなります、また自律神経の機能低下から特に冷え症や浮腫みが出やすくなります。
半身麻痺の患者様が冷房を嫌がるのは自律神経機能低下が原因でその身体が冷えて寒くなるため
冷房等は嫌がるのです。
医療マッサージ施術の有効性「効果」
脳卒中後遺症の患者様が寝たきりにならない為には”マッサージ施術と機能訓練等の施術”で身体
機能向上・維持で生活の質「QOL」を保つことが出来るようになります。
マッサージ施術で、硬くなった筋肉をほぐし血流改善「栄養改善」、疼痛緩和、浮腫改善、関節の
柔軟性、自律神経機能向上等の効果が期待できます。
機能訓練等で残存機能の低下を防ぐ強化訓練、筋力向上訓練、関節可動域拡大訓練、
バランス訓練、歩行訓練等で日常生活動作「ADL」の向上・維持の効果が期待できます。
神経筋促通療法で、半身不全の罹患部へ脳神経から骨格筋への促通運動療法で
随意運動能力の向上・維持の効果が期待できます。
マッサージ施術や機能訓練、神経筋促通療法等で身体機能向上・改善・緩和・維持、随意運動能力
の向上・維持の効果が期待できるため、寝たきりにならずに日常生活動作「ADL」と生活の質「QOL」を保つことができて生活をおくることができます。