002☆未来志向に数字を読む3つの基本ルール

宮﨑栄一

宮﨑栄一

テーマ:未来決算書で会社は儲かる!

こんにちは。創明コンサルティング・ブレインの宮崎栄一です。

今日から、夢をかなえる未来決算書の作り方について、学んでいきましょう。

まずは、未来志向に数字を読む3つの基本ルールをおさえておきましょう。

(1)基本の基本!「千進法」で数字を読めるようにしておく

次の数字を読んでみてください。

123456789円

パッとは、読めないですよね・・・なぜでしょう?

そうです。コンマ(,)がないからです。
それでは、もう一度、読んでみてください。

123,456,789円

「いちおく、にせん、さんびゃく、よんじゅう、ごまん、ろくせん、ななひゃく、はちじゅう、きゅう、えん。」

今度は、読めましたか?

このように、数字に3桁ごとに、コンマをうつのを「千進法」といいます。
後ろから、「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん・・・」と数えるのではなく、パッと見て、「いちおく、にせん、さんびゃくまん、・・・」と読めるようにしておいてください。

なぜなら、この数字の表記は、万国共通だからです。
しかし、日本人の場合、やってしまいがちなのが、「1億2345万6789円」と4桁ごとに、数字を読んでしまうことです。
この読み方を続けていると、いつまで経っても、コンマのある数字を読むことができません。

「千進法」で数字を読めるようにしておく。まずは、これが基本中の基本になります。

(2)未来志向の数字は「百万円単位」で考える

つぎに、未来志向で数字を読んでいくためには、「百万円単位」で考えるクセをつけることです。

とくに、経営者の場合、経営判断を円単位で行う人は、まずいないはずです。
お金を借りるのでだって、百万円単位です。

先ほどの数字なら、「1億2千3百万円=123百万円」と読むようにしてください。
英語で百万円は、「million=ミリオン」ですので、「123M」と省略して読む癖をつけると、数字に強くなります。

必要があれば、小数点以下2位まで使えば、あえて百万円単位であっても、「123.45M=一億二千三百四十五万円」というように、1万円単位まで表現できます。

(3)人間が記憶できる数字は「上3桁まで」

未来志向で数字を読むということは、目標数値として記憶に残すことに意味があります。

その場合、数字は、「上3桁まで」にすることが大事です。
目標としての数字なら、上2桁でもいいくらいです。

例えば、毎月の目標売上「1億2千万円=120M」なら記憶できます。

それ以上になると、なかなか記憶に留めることは難しいでしょう。
毎月の目標売上、「1億2345万6789円」。きっと、誰も覚えていません・・・


私たちが運営する「SCB経営塾」では、「夢をかなえる未来決算書の作り方~数字に強くなりたい社長のための決算書活用セミナー~」を毎月、定期的に開催しています。

どうぞお気軽にご参加ください。

定期セミナーの詳細とお申込みは、HPから。 ⇒  http://s-cb.jp/

【私たちの運営サイト】
●SCB遺言・相続サポートセンター岡山   ⇒ http://www.yss-scb.com/
●SCB会社設立・決算サポートセンター岡山 ⇒ http://www.sks-scb.com/
●社福経営サポートクラブ          ⇒ http://www.ssc-scb.com/
●創明コンサルティング・ブレイン公式サイト ⇒ http://s-cb.jp/

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

宮﨑栄一
専門家

宮﨑栄一(公認会計士)

(株)創明コンサルティング・ブレイン/公認会計士・税理士宮﨑会計事務所

公益性の高い社会福祉法人を永続させるためには、ガバナンスの強化と経営力の強化が必須です。今後、重要性を増す監事監査・内部監査の充実と会計監査の導入、新指導監査ガイドラインへの対応まで支援します。

宮﨑栄一プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

未来志向の決算ツールで社長を応援するプロ

宮﨑栄一プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼