基礎編1~民泊とは何か?
地域体験の作り方を考える
地域体験は、ゲストが旅行先の地域文化をより深く理解し、地域の人々との交流を楽しむための重要な要素です。ホストとして、どのようにして魅力的な地域体験を提供することができるのかについて解説します。
地域独自の特性を理解する
ホストが宿泊施設として展開する地域について深く理解することから始め、地域の観光地・風景・歴史・文化(伝統)・料理・地域イベント・特産品ユニークな風習、魅力となるXをピックアップする必要があります。
例えば、海沿いの地域であれば、海のアクティビティや鮮魚料理、歴史的建築、伝統的な祭り等のイベントを提供することができます。
地域体験プログラムの企画
地域が持っている特徴的で魅力的なXを活用した、体験プログラムの企画を考えます。
郷土料理教室や伝統工芸品を造る&特定のスキルを学ぶワークショップ、特産品による農作業・農産物の収穫体験、野生動物観察、最高の風景でヨガレッスン&写真撮影、馬や犬との森林散策、伝統音楽&舞踏教室、地域の歴史を巡るサイクリング&ウォーキングツアー等様々なカタチが考えられます。重要なのは、地域の文化、生活、風景等を必ず反映させることです。地域に根付いていないことを提供しても観光的魅力に欠けてしまいます。
実行可能性の確認
体験のアイデアができたら、アイデアが現実的に行えるかどうかを確認します。
リソースとコスト
体験プログラムを提供するために必要なリソース(人材、道具等)、コスト(体験プログラムの準備、運営、清掃等)が含まれます。コストが予想以上に掛かる場合は、体験プログラムの設定価格を上げたり、コストを下げたりするための方法を考え、利益を確保する必要があります。
法律と規制
国と地域の法律や規制を確認します。特定の活動を行うための許可が必要か?安全基準や健康基準があるか?免許や資格等は必要か?を調べます。保険の要件も考慮に入れてください。Airbnb体験責任保険プログラムAirbnbが考えるホストの責任と一般的な情報
需要の確認
提供する体験に対する需要があるのか?を必ず確認します。観光客に呼びかけ、初期テストを兼ねたマーケティング調査を実施するとよいでしょう。観光客のフィードバックを得て解析し、顧客となるゲストたちが本当に提供する体験を求めて楽しんでいるのか?改善の余地はあるのか?実情に沿った一次情報を得て、需要の実態を確認します。
パートナーシップの構築
「地域ビジネス、地域社会とのパートナーシップを構築」というのは簡単です。最初から都合よく宿泊してくれたゲストたちが体験まで利用してくれるとは限りません。多くのゲストたちが体験を必要としないことが多く、心が折れるかもしれません。まずは、自らが体験を作り、成功することが大切です。その成功を糧に少しずつ周囲に広めて人間関係を構築した上で、パートナーシップの構築に進むという息の長い取り組みが必要となります。
地道なステップをひとつずつしっかりと踏むことで、地域の魅力を最大限に引き出し、ゲストにとって忘れられない体験を提供することが可能となります。
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