正しいのに間違っている、ワークブーツの手入れ法
こんにちは。
足と靴のフットライト.梶田です。
今年も梅雨の時期になりました。
毎年梅雨の時期になると、「靴 乾かない」とか「靴 乾かし方」といった検索ワードでたどり着く方が増えてきます。
ということは、結構な確率で皆さんの今行っている方法では靴が乾かないか、乾きにくい状態で悩んでいるものと推測できますので、忖度なしにどう対処すればよいのかについて、今一度解説したいと思います。
靴の中を乾かすには新聞紙を入れるな
「濡れた靴の中に新聞紙を入れておくと良く乾きます」と説明している靴店や靴修理店もありますが、ギャグやネタとして言っている可能性があります。
もしくは、新聞社と何らかの関係があって、新聞購読者数を増やすためのお手伝いをしている可能性があります。
これ、過去のコラムでも解説している通り、新聞の吸湿性はたかが知れているので濡れた靴にはほとんど効果は無いんです。
更に確実に乾燥させるにはしょっちゅう新聞紙の入れ替えをしないといけないので、あまりにも非効率なんです。
雨で濡れた靴を早く乾かすための良い方法
新聞紙の吸湿能力では雨で濡れた靴を次の日に気持ちよく履ける状態に戻すことは出来なくても、マスコミに取り上げられている靴店や靴修理店などは、今だまことしやかに「(雨で)濡れた靴を乾かすには新聞紙を入れると良い」と謳い続けているのはどういう理由からなのでしょうか?
ただ、過去にも国営放送で「靴は洗えます」という内容の相づち番組を放送した直後から、「靴は洗ってはいけない」と白ウサギと黒ウサギの会話形式で説明していた最上級靴合わせ師のサイトが即日修正された、「靴洗うなんて正気ですか?」と言っていた靴修理店が「靴クリーニングいたします」といきなり広告や看板を掲げた等々、業界の考え方が180度変わる程の事件だったので、今後国営放送で「新聞紙を入れるよりも違う方法で早く乾きます」といった番組でも流れるならば、世の中の「新聞紙を入れて乾かしましょう」と書かれていたサイトが全て書き換えられる珍現象を目撃できるかもしれませんね。



