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長年の行政経験が強みの行政書士。相続や終活に関する困りごとをサポート

相続や成年後見など終活をワンストップでサポートするプロ

吉田豊三

吉田豊三 よしだとよぞう
吉田豊三 よしだとよぞう

#chapter1

財産管理や相続にまつわる業務をワンストップで請け負います

 「県庁を退職したら地域のみなさまのお役に立ちたいと常々考えていました」と語るのは、「行政書士吉田豊三事務所」の代表・吉田豊三さん。その笑顔から実直な人柄が伝わります。大分県庁の職員として得た知見を生かし、大分県と福岡県を対象に、官公署へ提出する書類の作成や申請代行を行っています。

 吉田さんが特に力を入れているのが、自分らしく人生を終えるための「終活」に関するサポートです。
 「今の日本の大きな問題として、高齢化と核家族化が挙げられます。私が住んでいる地区でも子ども世代は県外に出てしまい、高齢者がお1人またはご夫婦2人で住まわれている世帯が多いんです。不安を抱えている高齢の方々やそのご家族のために、何かできたらという気持ちで取り組んでいます」

 中でも多いのが成年後見制度の活用です。加齢により判断能力が衰えた親を心配する家族からの依頼で手続きをする法定後見と、本人が将来に備えて契約する任意後見の2種類に対応しています。
 「遺言書原案作成、相続人や相続財産の調査、遺産分割協議書の作成など、相続をスムーズに進めるお手伝いもしています。不動産登記や相続税の申告、遺産に関わる調停など、行政書士の専門外については、司法書士、税理士、弁護士といった各士業と連携しています」

 吉田さんは、行政書士のほか遺品整理士の資格と古物商の許可も取得。故人や遺族の心情をくみながら家財道具を仕分ける遺品整理や、元気なうちに身の回りを片付ける生前整理も行っています。終活にまつわる相談にワンストップで応えるのが強みです。

#chapter2

長年の県庁での行政経験を基に、迅速に適切に手続きを代行

 吉田さんは、小学校から高校までを過ごした大分県のために働きたいと、大学を卒業し、大分県庁に就職。商工、土木、税金、国際、環境など、幅広い分野で行政事務に携わりました。そして県庁を定年退職した後、2021年5月、大分市内に行政書士事務所を開業。第二の人生のスタートを切りました。

 行政の現場で長年にわたり重ねてきた職務が自身の糧となり、現在につながっていると言います。「市役所や法務局、社会保険事務所といった市民の生活に密着し、各種証明書を発行する機関と仕事をする機会がたくさんありました。そのため、許認可を与える側の意図を把握したうえで、業務を進めることができます」

 終活や相続に加えて、今後、手がけていきたいのが外国人の入国申請と帰化申請、そして中小企業の支援です。
 「大分県には、在籍者の約半数が留学生という立命館アジア太平洋大学もあり、外国人を積極的に受け入れています。新型コロナウイルス感染症が収束し、海外との交流が以前のように戻ったら、好きな英語やドイツ語の語学力を駆使して、日本での生活を希望する外国の方々の手助けをしていきたいですね」

 吉田さんは県庁に勤めている頃、地元の中小企業に接して支援策を講じるほか、民間企業へ出向し事業活動に従事したこともあります。「中小企業のみなさんが抱える経営課題に対してアドバイスをするなど、経済を盛り上げ、人とまちを元気にすることで地域に貢献していけたら」と熱意を見せます。

吉田豊三 よしだとよぞう

#chapter3

年中無休で相談を受け付け。依頼者の声に真摯に耳を傾け思いを引き出します

 自らのモットーとして「迅速かつ丁寧に、適切に対処すること」を掲げている吉田さん。いつでも問い合わせができるよう、年中無休で窓口を開いています。依頼者と向き合う際に心がけているのは、話をじっくりと聞いてその人の意向を尊重することです。

 「ごあいさつをした後、まず雑談から入る方もいらっしゃいますが、これも重要なプロセスです。何気ない話題をお伺いしながら本題につなげていく。つまり傾聴ですね。本筋とは関係がなさそうな事柄でも、その中でご本人の思いが分かることもありますから」
 吉田さんは以前、心に問題を抱えた人の悩みを聞くボランティアをしていた時期があります。かなり重い内容もあり、相手の言うことを否定せず、真摯に耳を傾ける姿勢が培われたそうです。

 「公務員時代は許認可を出す立場ですから、上から目線になってしまうこともありました」と、自戒を込めて話す吉田さん。「今は、目の前にいる人と同じ目線に立つことが大事だと肝に銘じています。少したとえが違うかもしれませんが、孫と話すときも腰をかがめ、必ず目と目を合わせるようにしています。そうすると、年齢が離れた孫でも考えていることが分かってくるんですよ」と、優しいおじいちゃんとしての顔も見せます。

 「行政書士は一人一人の困りごとに寄り添う仕事で、公私にわたるさまざまな人生経験が生かしたいと思っています。当事務所が、気軽に使える悩みごと相談所になることを願っています」

(取材年月:2022年1月)

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行政書士

行政書士吉田豊三事務所

県庁を定年退職後、行政書士事務所を開業。豊富な行政経験を基に、クライアントの相談に迅速に適切に対応します。成年後見や相続といった行政書士としての業務のほかに、生前整理や遺品整理も承ります。

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