「ない」という発想を「ある」に変えること
みなさま こんにちは
ワクワクピースの漆間文代です
なんでもかんでも
スピード重視の世の中で
効率を上げることばかりの世の中で
ゆっくりと時間をかけることや
じっくりと考えることや
手間をかけることが
軽視される世の中で
こどもたちが学びについていけずに
こどもたちが取り残されていっていること
に気づいている人がどのくらいいるのだろう
小学校でも
カリキュラムをこなすことが最優先とされて
こどもたちの学びのスピードや
こどもたちの理解度なんてお構いなしに
どんどん授業が進んでいく
小学校1年生だったら
最初は
あいうえおを書く練習の前に
点つなぎや迷路やなぞり書きなどの時間をとったり
算数の問題を解く前に
12345の数の書く練習や
数の概念を学ぶ遊びの時間を取ったり
そんなことは
もう小学校入学前に出来てて当然でしょ
という考え方もあるとは思うけれど
私は、学びの土台つくりは
ゆっくりと時間をかけたほうがいいと思っています
小学校では
学びの土台つくりをして
基礎固めをして
塾で応用力をつけたら
よいと思うんですよね
小学校でゆっくりと楽しみながら学ぶ時間が増えたら
小学校に登校することももっと楽しくなるかもしれない
そんなことを考えさせられる放課後の時間
いつもは秋に運動会だったのに
今年は5月に運動会があるということで
運動会の練習で
精神的にも体力的にも疲れているこどもたち
5月病って言葉があるほど
5月って、こどもも大人も
新しい環境で精神的にキツイ時期
毎年5月は不登校の相談が増える時期
今年も精神的不安定なことの相談や
登校渋りの相談が急増しています
その時期に運動会という行事で
精神的にも体力的にも疲れているこどもたち
こんな時期は
宿題を減らしたり
授業のスピードを落としてあげてくれないかなぁ
と思ってしまう
そんなに宿題を出して
こどもたちに頑張らせるなら
宿題の丸付けを家庭にお願いするのではなくて
先生が全員の丸付けをしたらいいと思う
そうしたら
こどもたちがいかに授業を理解していないのか
こどもたちがどれだけがんばっているのか
この宿題プリントがこどもたちにとって適していないのか
先生たちが理解すると思うから
先生たちが
宿題の丸付けなんてする時間がありません
忙しいんですって言うのなら
こどもたちもこの宿題の量をこなすのに
どれだけ時間がかかって負担になっているのかを
先生たちも理解したらいいと思う
毎年 算数で
時計の問題の授業があっていますが
そのときの宿題プリント・・・
わくわく学童保育に来ている
ほぼ全員が自分で解けません・・・
毎年付きっきりで学習支援をしています
アナログ時計が家にないところもあるのに
今の世の中
時間を確認するのはほぼデジタル時計なのに
算数の勉強はアナログ時計で学びます
アナログ時計がどのように動くかもわからない子どももいるのに
アナログ時計が今何時を表しているかも読めない子どももいるのに
何時間後でしょうとか
1時間45分後は何時でしょうとか
短い時計は1日に何回回るでしょう
とかプリントで出されても
理解できないよね・・・
もっと時間をかけて
アナログ時計が今何時を表しているのかを
算数セットのアナログ時計を動かしながら
ゆっくり学ぶ時間をとってから
応用問題の宿題プリントを出してくれたら
こどもの算数嫌いは減っていくのになぁ
ゆっくり時間をかけて
ゆっくり一緒に学んだら
少しずつ子どもたちは理解していくのになぁ
なんて思いつつ
わくわく学童保育のこどもたちと過ごしています