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建設業の労働災害発生率が高い理由とは? 発生件数と死亡災害データから見る現場リスクと安全講習の重要性

玉田将洋

玉田将洋

テーマ:建設業 労働災害 発生率 特別教育 事故



発生件数では見えない「重篤災害」の多さと安全講習の重要性


建設業は、労働災害が多い業種として知られていますが、
「労働災害の発生件数が最も多い業種」ではないことをご存じでしょうか。

実は、統計で見ると建設業は
事故の“件数”よりも、“事故が起きたときの重さ”が際立っている業種なのです。



労働災害の発生件数が多い業種(令和5年)


厚生労働省の統計によると、「死亡・休業4日以上」の労働災害発生人数が多い業種は、以下の通りです。
1. 製造業:26,676人
2. 商業:22,039人
3. 保健衛生業:18,867人
4. 陸上貨物運送事業:16,292人
5. 建設業:13,849人

このように、労働災害全体の発生件数で見ると、
建設業が最多というわけではありません。


特に、機械や設備を扱う製造業、
接客・作業動線が複雑な商業、
人手不足が深刻な保健衛生業などで、
比較的軽傷を含む事故が多く発生しています。



発生率は下がっても「重篤災害」は依然多い


一方で、注目すべきなのが死亡災害の発生人数です。

死亡災害が多い業種
(最新統計)
1. 建設業:232人(最多)
2. 製造業:142人
3. 陸上貨物運送事業:108人
4. 商業:55人
5. その他業種:46人

このデータから分かる通り、
建設業は労働災害の発生件数では5位であるにもかかわらず、死亡災害では1位となっています。

近年、労働災害全体の死亡者数は減少傾向にありますが、
建設業では依然として
一度事故が起きると、死亡や重傷につながる可能性が非常に高いのが実情です。



なぜ建設業の災害は重篤になりやすいのか


建設現場には、次のような特有のリスクがあります。
・高所作業や足場作業が日常的にある
・重機・重量物を扱う作業が多い
・作業環境が日々変化する
・複数業者が同時に作業する現場が多い

特に墜落・転落事故は、
一瞬の判断ミスや手順の省略が、命に直結します。

「慣れている作業だから大丈夫」
「今までも問題なかった」
こうした油断が、重大災害につながるケースは少なくありません。



重篤災害を防ぐ鍵は「教育」


建設業の労働災害は、
設備だけで防げるものではありません。
・危険を予測する力
・正しい保護具の使い方
・作業手順を守る意識
・異変に気づき、声をかける判断力

これらは、教育によって身につくものです。

実際、多くの死亡災害では
「正しい知識があれば防げた」
「ルールを理解していれば避けられた」
という共通点が見られます。



安全講習は「命を守るための投資」


当社では、建設業に従事される方を対象に
フルハーネス特別教育等の各種安全講習を実施しています。

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まとめ|件数ではなく「結果の重さ」に目を向ける


建設業は、労働災害の発生件数が最も多い業種ではありません。
しかし、死亡災害の発生人数は最も多い業種です。

だからこそ、
「事故が起きてから」ではなく
**「事故を起こさないための教育」**が重要になります。

労働災害を防ぎ、
自分自身と仲間の命を守るために、
安全講習の受講をぜひご検討ください。

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玉田将洋
専門家

玉田将洋(学習支援業、IT・サービス販売業)

合同会社ジョイフィット

主に高所作業に関する特別教育を実施。依頼企業の要望に応じて土日祝日も開講。監理団体と連携を取りながら行う外国人技能実習生向けの講習もしている。また、地域活性化のための活動にも積極的に取り組んでいる。

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