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労働安全衛生法が目指す職場づくりとは ― 特別教育の重要性と罰則について ―

玉田将洋

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テーマ:労働安全衛生法 特別教育 労働災害防止

労働安全衛生法が目指す職場づくりとは|特別教育が必要な理由



労働安全衛生法は、職場における労働者の安全と健康を確保し、快適な職場環境を形成することを目的として制定された法律です。
労働災害や健康障害を防止し、誰もが安心して働ける環境を整えることは、すべての事業場に共通する重要な課題といえます。

この目的を達成するため、労働安全衛生法では次のような取り組みを定め、総合的かつ計画的な安全衛生管理を推進しています。

① 労働災害を防止するための危害防止基準の確立

労働安全衛生法では、機械設備の取扱いや作業方法などについて、労働災害防止のための危害防止基準を定めています。
これにより、作業者の経験や判断に左右されることなく、一定の安全水準を保った作業が可能となり、事故の発生リスクを低減します。

② 安全衛生に関する責任体制の明確化

安全な職場環境を維持するためには、事業者・管理者・労働者それぞれの役割と責任を明確にすることが不可欠です。
労働安全衛生法では、安全衛生管理体制を整備し、組織全体で安全対策に取り組むことを求めています。

③ 事業者や労働者による自主的な安全衛生活動の促進

法律で定められたルールを守るだけでなく、現場で働く一人ひとりが危険を理解し、自主的に安全衛生活動に取り組むことも重要です。
日常的な声かけや危険予知活動などを通じて、安全意識を高めることが労働災害の防止につながります。

こうした取り組みの一環として、“”危険性または有害性のある業務に従事する労働者には「特別教育」“”が義務付けられています。
特別教育では、作業に潜む危険性や事故の事例、正しい作業手順、保護具の使用方法などを学ぶことで、労働災害を未然に防ぐための知識と意識を身につけます。

特別教育は、労働安全衛生法の目的である「安全と健康の確保」を現場で実現するための、極めて重要な安全衛生対策の一つといえるでしょう。

さらに、特別教育を実施せずに対象業務に労働者を従事させた場合、労働安全衛生法違反となり、事業者には6か月以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性があります。

これは、特別教育が単なる形式的な手続きではなく、労働者の命と健康を守るために欠かせない制度であることを示しています。

法令を正しく理解し、必要な特別教育を確実に実施することが、労働災害の防止と安全な職場づくりにつながるといえるでしょう。

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玉田将洋
専門家

玉田将洋(学習支援業、IT・サービス販売業)

合同会社ジョイフィット

主に高所作業に関する特別教育を実施。依頼企業の要望に応じて土日祝日も開講。監理団体と連携を取りながら行う外国人技能実習生向けの講習もしている。また、地域活性化のための活動にも積極的に取り組んでいる。

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