子どもが勉強に興味を持たない理由とその対処法
高校入試受験生から、「高校入試過去問はいつから解いたらいいですか?」という質問をよく受けます。僕の答えは、「今でしょ」
当然ですよね。というか、まだ君やってないの?という感じです。
それから受験生のお母さんから塾の問い合わせで、「今からでも間に合いますか?」という質問もよく受けます。
僕は、「間に合わないと思ったら間に合いません。間に合うと思えば間に合います。」と答えています。間に合うかどうかは、本当に本人の本気度次第なのです。僕が22年間多くの受験生を指導してきた経験から言わせてもらうと、直前になって急激に伸びる子は、意外と多いのです。
特に今まで部活で頑張ってきた子に多いですね。人間とは不思議なもので、追いつめられると今までの何倍もの力を発揮することができるんです。
この時期にやるべきことは、とにかく入試の過去問です。1回も解いていない人は、今日本屋さんに行って、買って、すぐに1回やってみましょう。
もちろん1回で終わりにしてはいけません。ひと通り解き終わっている人は、2回目にチャレンジしてください。
「2回目じゃ答えを覚えているから意味ないじゃん」
いえいえ、そんなことはありません。1回目より点数は上がって当たり前ですが、それで満足するのではなく、もっと問題を深く読むんです。深く読むはどういうことか。今度の入試では、どんな問題が出そうか、予想しながら解く、ということです。
過去問を4~5年ぶん解けば、毎年出ているような分野、年によって出たり出なかったりする分野、というのがなんとなくわかってきます。
その感覚がつかめたら、今後力を入れるべきは、毎年出ている分野と今年出そうだと予想される分野で、もうちょっと頑張れば点が上がりそうな分野ということになります。
そういう分野を、今度は高校入試対策用の問題集で、どんどん解いていきましょう。