不動産投資とREITについて解説します。
大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
シングルマザーの毎日は、子育てや仕事で精一杯。
つい「老後」や「親の介護」といった将来のことは後回しにしてしまいがちです。
けれども、これらは必ずやってくるライフイベント。
早めに備えておくことで、不安を少しでも軽くすることができます。
今回は「老後の備え」と「親の介護」について、シングルマザーができる準備を整理してみましょう。
1. 老後に必要なお金の目安
金融庁の報告書で有名になった「老後2,000万円問題」。
実際には世帯状況や住まい方によって必要額は大きく異なりますが、
シングルマザーとしては「ひとりで生活するためにいくら必要か」を考えておく必要があります。
公的年金(国民年金満額:約月6.5万円/厚生年金加入なら+数万円)
最低限の生活費:月15〜20万円程度
つまり、年金だけでは不足する分を貯蓄や運用で補う必要があります。
少しずつでも「自分の老後資金を積み立てる」意識が大切です。
2. 老後資金づくりのポイント
iDeCo(個人型確定拠出年金)
税制優遇が大きく、老後資金づくりに有効です。
掛金が全額所得控除となるため、節税しながら老後資金を積み立てられます。
ただし60歳まで引き出せない点には注意。
つみたてNISA
教育費や生活費に比べると優先度は下がりますが、余裕があればこちらもおすすめ。
少額から始められ、長期運用で資産を育てることができます。
企業型年金
勤務先に制度がある場合は積極的に確認してみましょう。
特に再就職や転職時に意識しておくと将来の差につながります。
3. 親の介護にかかるお金
親の介護も大きなライフイベントのひとつです。
介護費用は平均で月7〜8万円、在宅か施設かによってはさらに大きな差があります。
在宅介護:食費・光熱費の増加、ヘルパー利用料など
施設介護:月15〜25万円前後が目安
★ 自分がすべてを負担するのではなく、介護保険制度を利用することが前提です。
親が65歳になったら、要介護認定の手続きを早めに検討しましょう。
4. 介護の備えにできること
親の年金・資産を確認する
いざというとき、親のお金がどれくらいあるか知らないと対応が難しくなります。
元気なうちに「将来の暮らし方」について話し合っておくことが大切です。
介護保険サービスを理解する
デイサービスやショートステイなど、使える制度を知っておくだけで心の余裕ができます。
地域包括支援センターに相談
介護や医療、生活の相談窓口として各自治体にあります。
シングルマザー一人で抱え込まず、専門家に頼る仕組みを知っておきましょう。
5. 自分と親の未来を同時に考える
「子育て」「親の介護」「自分の老後」。
この3つを同時に考えるのは大変ですが、どれも避けては通れません。
大切なのは、
すべてを完璧に準備しようとせず「優先順位」をつけること
制度や支援を積極的に利用して「自分だけで背負わない」ことです。
無理なくできる範囲から、少しずつ未来への備えを進めていきましょう。
まとめ
老後資金は「年金+不足分」を意識して少しずつ積み立てる
iDeCoやつみたてNISAなどの制度を上手に活用
親の介護は「介護保険制度」を前提に考える
早めの話し合いと情報収集で将来の不安を軽くする
「子どもの未来」だけでなく「自分と親の未来」も見据えることが、長く安心して暮らすための秘訣です。
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