退職金の受け取り方
大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
突然ですが
皆さんは老後について考えたことはありますか?
旅行に行きたいな・・・。
定年退職したら趣味に没頭したいな・・・。
でも
年金だけでそんな悠遊自的生活が遅れるのだろうか・・・。
と不安に思ったことはないでしょうか?
一時期は老後2000万円問題なんて
言葉が世間を賑わせたこともありましたよね。
ではここでクイズです。
老後2000万円問題とは具体的にどのようなことを指しているでしょうか?
①老後に必要な生活資金として2000万円の借金を抱える問題
②老後の生活費が年金だけでは賄えず約2000万円の貯蓄が必要だという問題
③将来的に日本全体で2000万人の高齢者が年金を受け取れなくなる問題
正解は②の
「老後の生活費が年金だけでは賄えず約2000万円の貯蓄が必要だ」
という問題でした。
老後2000万円問題は、
2019年の金融庁の報告書で示された
「夫婦2人世帯で年金だけでは賄えない不足額が生涯で約2000万円に達する」
という試算が発端となっています。
この金額は、
毎月の支出が約26万円
年金などの収入が約21万円の夫婦
というモデルケースで試算されています。
そのため、
この場合は月に5万円の赤字つまり不足が生じ
この赤字が30年間続くと約2000万円不足する
だから老後資金を早めに準備しましょう
という話でした。
しかし、これはあくまでもモデルケースであり
全員に当てはまるものではありません。
老後資金を2000万円準備しても
足りる人足らない人が出てくるのです。
年金額も人によって様々ですし
老後に必要な生活費はライフスタイルや住む場所、
健康状態などによって大きく異なります。
では、実際に必要な老後資金はいくらになるのか
具体例をご紹介しますのでご自身に当てはめて計算してみてください。
まず支出について見ていきます。
日本の総務省の家計調査によると
65歳以上の夫婦無職世帯の場合
1ヶ月の平均生活費は約22万円から30万円程度と言われています。
1ヶ月あたりの生活費の内訳は次の通りです。
①食費
約6万から8万円
自炊が中心か外食が多いかで変動します。
②住居費
約1万から5万円
持家でローンが完済していれば低めですが
賃貸の場合はさらに高くなります。
③高熱費
約2万から3万円
電気ガス水道代 季節や地域による
変動があります。
④医療費
約1万から3万円
年齢と共に医療費が増加
重い病気や介護が必要な場合はさらに高額になります。
⑤交通費・通信費
約1万から2万円
公共交通機関、携帯電話インターネット料金など
⑥娯楽・交際費
約2万から4万円
趣味や旅行交際などの費用
⑦保険その他
約3万から5万円
民間保険料、雑費予備費など
続いて収入についてです。
厚生労働省の調べによると
国民年金の平均受給額は月5.6万円
厚生年金の平均受給額は月14.5万となっています
(出典厚生労働省令和4年度厚生年金保険国民年金事業の概況)
仮に共働き夫婦で考えてみると
年金収入は毎月29万円で
支出が30万円の場合毎月1万円が不足します。
年間で12万円の不足が30年続いた場合は
トータルで360万円足らないということです。
この不足分360万円を
貯金や投資などで今から準備しておけば良いということですね
繰り返しになりますが、
この他にも退職金の有無や医療費や住居費についても
人それぞれになるため
必ずしもこの金額が必要ということではなく
ご自身に当てはめて必要額を出してみてください。
いかがでしたか?
老後資金について
漠然とした不安も少しは解消されたのではないでしょうか?
また自分ではなかなか試算できない・・・。
試算したけどこの不足分どうやって準備したらいいのかな・・・。
そのような方は是非ファイナンシャルプランナーにも相談してみてください
ご自身の老後ついて不安な方はみらいマネープランニングにご相談ください。 初回無料相談にてサポートいたします。
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