固定費見直し(保険料について)
大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
保険には
「掛け捨て型」
と「貯蓄型」
の2種類があります。
掛け捨てと聞くと「せっかく保険料を払っても返ってこないから損だ」
とネガティブなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実は掛け捨て保険には次のようなメリットがあります。
①保険料が比較的安い
掛け捨て保険は保障期間中に保障が得られるだけで
貯蓄性が無い為、一般的に保険料が安く設定されています。
基本的に私たちが支払う保険料は
「保険会社の経費や利益」と「保険金・給付金」によって構成されていますが
貯蓄型の保険はこの2つにプラスして「積み立て・運用分」の費用が加算されています。
そのため支払い保険料も大きくなります。
掛け捨て保険は必要な保障を手頃な価格で確保できるのが大きなメリットです。
②シンプルな仕組み
貯蓄や投資が絡まないため契約内容が
シンプルで分かりやすいのもメリットです。
例えば死亡保険では、
「一定の保険料を支払うだけで契約期間内に亡くなった場合決まった金額が支払われる」
といった内容です。
このように保障期間や保障額がシンプルで
明確に把握できるため計画が立てやすいです。
また途中で解約した時の返戻金の計算をする必要もないですし見直しもしやすいです。
③特定のリスクに対応
一定期間死亡や重大な病気などのリスクに備えたい場合に有効です。
特定のリスクに対して短期間で高額な保障を得るのに向いています。
例えば、
お葬式代を貯金するにしても
高額な金額を目標にするとどうしても時間がかかってしまいます。
しかし、保険は保障の開始後であれば
契約した金額が保障されているので安心です。
掛け捨て保険といえば医療保険やがん保険を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
そもそも医療保険とは
病気や怪我で入院や手術が必要になった際に医療費の一部を保障する保険です。
入院したら1日5000円や手術したら1回10万円
などの保障があります。
もちろん万が一入院した場合は
公的医療保険で基本的な治療費が保障されていますが、
先進医療や差額ベッド代、入院中の生活費、通院費などは
自己負担となります。
また、長期の治療や休業が必要な場合は、
収入の減少や家計への負担も大きくなってしまいます。
医療保険はそのような部分に対して備えることができます。
また、がん保険はがんと診断された場合や
がんに関連する治療費をカバーするための保険です。
診断一時金や通院給付金、
抗がん剤や放射線治療に対する給付金などの保障があります。
がん治療は副作用に対応するケアが必要なことが多く
治療が長期化する可能性があります。
また、先進医療や自由診療の抗がん剤など費用が高額になる場合がある
ため経済的な負担も大きくなりかねません。
がん保険に加入することで特定のリスクに
対する備えができ経済的な負担を心配すること
なく治療に専念できるようになるでしょう。
いかがでしたか?
掛け捨て保険はリスクに備えるために
一時的な保障を手頃な価格で準備できる方法です。
また、年齢やライフステージに合わせて見直しがしやすい保険でもあります。
気をつけなければならないのは、
貯蓄性がないことや満期で保障が切れてしまうこと
です。
これらのことを理解した上で時期や目的を明確にして
加入を検討するようにしましょう。
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