整体やマッサージ後に腰痛などの症状が戻る人の特徴
コラムをご覧いたきありがとうございます。
大分県内で腰痛専門の大分駅前整体院、交通事故・腰~下半身の痛み専門の河野整骨院(日出町)の2店舗を展開しています代表の河野です。
今回の内容は「膝や股関節に痛みがある方が選んではいけない靴」という内容になります。
膝で変形性膝関節症やО脚がある人は靴やインソールなどの指導を病院や整骨院で指導された方も多いと思います。変形性股関節症・臼蓋形成不全・股関節の痛みなどがある方も靴選びは大切です。
また今回のタイトルからは脱線するので触れるだけにしますが、靴選びを間違えたことで腰痛に繋がる場合もよくあります。
結論から先に言うと足にフィットした靴底に硬さがあるしっかりとした靴がよくて、靴底が柔らかくてスプリングの効いた靴はやめたほうがいいです。
では、なぜなのか順番に説明していきます。
靴底の柔らかい靴はダメ?
変形性膝関節症・変形性股関節症などの膝・股関節の痛みがある人で、どのような靴を選べばいいのかという質問を来院される患者さんからよく受けます。
そういった患者さんのほとんどが実際に歩行時に足をつく時に膝や股関節に痛みがあるので、柔らかい靴ならいいのではと思い購入されては履かれています。
確かにスプリングの効いた靴底の柔らかい靴だと足をついた際の衝撃も吸ってくれるし、何より履き心地もいいので膝や股関節が悪い人には最適な靴のように思います。
しかし、体全体として見た時に靴底が柔らかいことで体を支える際に不安定になり、姿勢を支えるのに腰や背中~頸部などの筋肉が緊張して余計な筋力を使うことになります。
このように腰などの余計な箇所に負担が加わり疲れが溜まって筋肉が硬くなることで、背骨の動きも悪くなっていきます。
背骨からは神経が出ているので腰が悪くなると足に伸びる神経の流れも悪くなり、足の筋肉が硬くなって膝や股関節の動きも悪くなります。
簡単にまとめの直すと以下のようになります。
①腰などの背骨回りの筋肉が緊張する。
②背骨の動きが悪くなり神経の流れが悪くなる。
③足の筋肉が硬くなり膝や股股関節の動きが悪くなる。
このような状態で歩いていると膝や股関節の柔軟性がなくなっているので、歩いた際の衝撃が吸収されず各関節に加わり、歩行時の膝や股関節の痛みが出たり痛みが強くなる恐れがあります。
なので靴を選ぶ際はスプリングの効いた靴底の柔らかいものは避けたほうがよいでしょう。
どんな靴を選べばいいのか?
靴選びは細かいことを言い出すときりはありませんが、まとめると大切なポイントは以下の2つです。
①歩行時に足にフィットして邪魔にならないこと。
②足をついた際にしっかりと体を支えられること。
まず①から説明すると、歩行時にサイズの合わない大きい靴だと脱げないように指先を反って靴を固定しないと脱げてしまうので、足の甲や脛の筋肉に負担が加わり膝・股関節・腰の影響が出ます。
逆にサイズの小さい靴だと、足をついた際に体重で足のアーチがつぶれ広がった時に足そのものが圧迫されて痛くなります。
そして足は歩行時や立位などで唯一地面について体を支えている場所なので、最初に説明したようにスプリングの効いた靴底が柔らかいものだと背骨の負担から膝・股股関節の異常に繋がってしまいます。
なので靴選びの際は上記の2つのポイントは特に意識して靴を選んでみてください。
*現在はコロナ禍ということもあり、買い物をネットなどのオンライン上でする人が増えていますが、洋服などの着物と違い靴はあなたの体を守るための道具です。なので直接店頭で試着しながら選ぶことをお勧めします。
まとめ
今回は靴選びについての内容で、これを気を付ければこれだけで痛みが改善するというものではありませんが、かなり重要な内容になります。
どんなに病院・整骨院・整体院などで治療をして痛みのない状態を作っても、日ごろ使っている道具や体の使い方・過ごし方が悪いと治療効果を維持することは困難です。
なぜなら治療時間はほとんどの場合で数分~1時間程度しかないですが、日ごろ睡眠時間以外は何らかの動作・体勢で体を使っています。この時どのような道具を使っているか、どのように過ごしているかが痛みの改善やいい状態の維持に大きく作用するからです。
当治療院グループでは治療はもちろんですが、日ごろの過ごし方の指導には特に力を入れています。今回の靴選びの話もその中の1つです。
ですのでもし膝・股関節の痛みでお悩みで、靴も合っているかわからない人は当院へ通院の際にご相談ください。あなたの靴があっているか、合っていない場合はどこに負担がかかっているのかをその場で説明いたします。