整体やマッサージ後に腰痛などの症状が戻る人の特徴
コラムをご覧頂きありがとうございます。大分駅前整体院の河野です。
今回は「外反母趾」についての内容になります。
当院は腰痛専門の整体院でしたが、2020年1月より腰痛と足の痛み専門の整体院としてリニューアルいたしました。
腰と足の痛みは一見関係ないように思われる方がほとんどだと思いますが、実は腰と足は密接に関係します。
では、どのように関係するのかを説明する前に外反母趾について触れておきます。
外反母趾とは?
外反母趾とは足の親指が内側にくの字に曲がって変形してしまったものを言います。
基本的な原因としては下記のようなものが一般的に言われています。
①ヒールや先が細い靴などの履き物の問題
②生まれつきの足の形状による問題
③足の筋肉靭帯の弱化による骨の配列の問題
外反母趾は変形する角度によって重症度合いがことなります。変形による重症度合いは次のようになります。
・0〜15度 → 正常
・15〜20度 → 軽症
・20〜40度 → 中程度
・40度以上 → 重症
このように変形する角度ごとに今あなたの置かれている状況がことなってきます。また、より重症になると隣の指に親指が乗っかってしまったり、親指の関節が脱臼したりと深刻なものとなります。
一般的な外反母趾の症状としては、
①歩くと親指の関節部が痛くて長く歩けない
②靴を履くときに変形部分が当たって痛い
③痛みでヒールが履けなくなる
④じっとしていてもズキズキと痛い
など、これ以外にも変形の度合いや生活の仕様によって様々な痛みが発生し、そのまま放置していると外反母趾の重症化は勿論のこと、腰痛や膝・股関節の痛みや肩こりなど、様々な痛みに発展する危険があります。
一般的な外反母趾の治療
整形外科や整骨院では外反母趾に対して下記のような治療が行われています。
①インソール作成
②テーピング処置
③サポーター着用
④トレーニングにやるリハビリ
⑤手術
しかし、このような処置を行っても痛みが改善しないという人も多くいるのが現状です。この場合、痛みの原因は足以外にもあることがほとんどです。
では、何が原因で外反母趾の痛みが出ているのかを説明していきます。
外反母趾の痛みの原因は「重心」の乱れ
外反母趾の痛みの原因は「重心」の乱れにあります。
重心の乱れと言われてもイメージがつかない方も多いと思いますが、簡単に説明するとどこに体重が一番かかっているかということです。
基本的に外反母趾で上記のような痛みで悩んでいる方のほとんどは親指の関節部分や爪先側に体重が乗っているケースが多いです。
その為、外反母趾の変形部分に常に負担が加わり痛みが発生します。
整形外科や整骨院では変形している足の親指へのアプローチは行われています。
しかし、足のどこに体重が乗っているのかという検査や、そのバランスを改善するような治療は一切行われていません。だからいつまで経っても痛みが改善しないのです。
重心を整えるにはどうすればいいのか?
外反母趾の痛みを改善するためには、まずは「腰(骨盤)」や「背骨」の治療をする必要があります。
なぜなら、骨盤は家で例えるなら土台にあたり、背骨は柱にあたります。
家の土台や柱が傾くと家も傾くのと同じで、人間の身体も骨盤や背骨が歪むことでバランスを崩します。
その結果、重心が乱れて親指の関節部分や爪先側に体重がかかるようになり、そこに負担が蓄積して痛みが発生します。
当院での外反母趾治療!
当院ではまず立った状態でどこに体重がかかっているのかを検査して、重心を乱している原因(主に腰)を施術していきます。
そうして初めに土台である腰のバランスを整えてから、足のバランスを整えていきます。
これに平行して歩き方や履き物のなどの異常も検査して指導していきます。
このような工程の施術で回数を重ねることで、体のバランスが整い親指の関節部分に加わっていた負担が解消し、外反母趾の痛みも改善していきます。
最後に
整体による施術では外反母趾の痛みは改善可能です。
しかし、変形した見た目を治したいという方も多いですが、変形した見た目を完全によくすることは整体だけでは不可能に近いです。
これはO脚を除き、一般的に変形と言われるものの痛みは改善可能ですが、見た目や形状は整体では元に戻すことは難しいです。
変形が軽度のものであれば整体施術での見た目の改善も期待できますが、変形度合いが大きくなるにつれて弱化した筋肉のリハビリの必要性や、最悪手術が必要となるものも多くあります。
若い方でよく人前出足を出すので見た目をなんとかしたいという方以外で、外反母趾による痛みでお困りの方であれば当院の整体でお力になれると思います。