新規事業を行うにあたり商品やサービスのネーミングについて気を付けるべきことは
大分県主催のオンラインセミナーの概要
令和3年3月12日(金)13時30分~15時35分にオンラインで開催されるセミナー「新商品開発における知的財産権の活用と留意点」で講師を務めます。
大分県では、平成31年2月に策定した「大分県知的財産総合戦略」に沿って、中小企業経営者の方々に知的財産を有効活用できることを認識していただき、その活用を促進するための取組を推進しています。
今回のセミナーでは、新商品を開発する際の知的財産権の活用と留意点について、開発テーマ選定時から設計、試作品製作、最終製品製作を経て製品販売やプレス発表を行う際の取得タイミングや将来を見越した取得戦略をご紹介します。
プログラム
1.主催者あいさつ/13時30分
2.講演
「新商品開発における知的財産権の活用と留意点」/13時35分~15時15分
3.大分県知財総合支援窓口の紹介/15時15分~15時30分
4.閉会/15時35分
対象者
中小企業関係者、金融機関、学生、自治体、関係団体等(どなたでも受講可能です)
申込について
(1)申込フォーム
こちらのお申込みフォームに必要事項を入力し、送信してください。
(2)メール
下記必要事項を記載のうえ、a14140@pref.oita.lg.jp 宛にメールをご送信ください。
1企業・団体名 2参加者職・氏名 3電話番号 4メールアドレス
(3)FAX
こちらの参加申込書 [PDFファイル/243KB]に必要事項を記載のうえ、097-506-1753あてFAXをご送信ください。
セミナーの詳細
1.新商品・新サービスのヒットに必要な4つの要素
・マーケティング
特許情報を活用した新商品、新サービスの方向性の決め方、アイデアの出し方のご紹介
・知財
後発の参入を知財で阻止する戦略について事例を用いて解説
・デザイン
新商品の新たなデザインについては意匠権×デザイン賞の活用を
・プロモーション
商品ヒットにはネーミングが大切だがネーミングを決める際には商標権についてもお忘れなく
2.新製品開発の各ステージにおける特許、意匠、商標の取得タイミングおよび将来を見越した取得戦略
・(a)開発テーマ選定時、(b)基本設計、詳細設計時、(c)試作品製作、試作品テスト時、(d)最終製品制作時、(e)製品販売、プレス発表時の各ステージにおける知財の取得戦略および留意点
・特許、意匠、商標の知財ミックスにより自社の事業を複合的に守る方法
・オープンイノベーション時代における他社や大学と共同研究を行うときの注意点
・特許権を取得したら被疑侵害品の調査や特許権の価値評価も行おう
3.BtoBビジネスとBtoCビジネスでは全く異なる知的財産権の活用方法
・BtoCビジネスで資金、人的リソースを投入すべき知的財産権
・BtoBビジネスにおける完成品メーカーおよび部品メーカーのそれぞれの知財戦略
4.模倣品の発生を防止するための3つのステップ
・第1ステップ:国内で販売業者に対して警告状送付、訴訟を提起
・第2ステップ:税関に対して模倣品の輸入差止の申し立て
・第3ステップ:海外(特に中国)での生産拠点を叩く
5.新製品を海外で販売する際にトラブルとならないための知財の心構え
・日本とは異なる海外での知的財産権の活用方法
・(a)展示会、(b)商談、(c)輸出の各ステップにおける知的財産リスク
・海外で模倣品から自社製品を守るための実践的テクニック