コンビニ業界も24時間型ジムに参入!既存事業拡大・既存施設活用のヒントがここに
まず始めに、24時間フィットネスをフランチャイズで行う際のポイントをおさらいしておきましょう。後でも述べますが、フィットネス業界は競合が多く存在します。そんな中で勝ち残っていくためには、常にニーズを捉え、お客さまを第一に考えた経営が必要不可欠。では、具体的にどのような点に気をつければいいのか。
1つ目は、立地と駐車場です。アクセスがしにくいと、それだけでそこのフィットネスに行きたいと思わなくなるものです。また、駐車場もなければさらに不便さが増してしまいます。立地の良さと駐車場の設備は必要です。2つ目は、低価格。設備の質では大きなジムには勝てないので、価格帯で勝負しましょう。消費にお金を使わなくなった現代で高価格は命取り。3つ目は、コミュニケーションです。接客業ですので、また来たいと思わせられるコミュニケーションやサービスが求められます。
都心は競合するケースが増えている
ここからが本題です。なぜ都心ではなく郊外にお店を構えるべきなのか。それは、都心だと競合が多いため。すでに都内だけで150店舗以上出店している企業があるなか、新規参入で勝てる見込みは少ないでしょう。都心よりも、まだ競合他社が進出しきれていない郊外の方が、勝てる確率は十分あります。また、都心だと駐車場が作りづらいと言うのもあります。駐車場は成功の鍵になります。無理に資金を出して駐車場を都内に作らなくても、郊外であれば土地が安いので駐車場は比較的作りやすいでしょう。出店する場所を選定するのも、成功するために考えなくてはいけないポイントです。
24時間フィットネスは立地が重要
他の事業でも重要ですが、24時間フィットネスはより立地が需要視されます。フィットネスは生活に必ずしも必要はありません。スーパーやコンビニならば、多少遠くても車や電車で通うかもしれませんが、健康を維持するためにお金を払ってまで行かなければいけないフィットネスは、よりその土地の人を考えた利便性とアクセスの良い立地にする必要があるのです。例えば、都会であれば駅の近く。地方であれば、車社会ですので車でアクセスしやすい場所などです。
郊外・住宅地に出店するメリット
郊外に出店するメリットは3つあります。
①競合が少ない
何度も申し上げたように、都心に多く出店している競合大型ジムに勝つには、地方で支持してもらう必要があります。24時間フィットネスを都心で運営するとなると、まずは場所の確保で問題が発生します。大型ジムは資金源が潤沢なため都心にも出店可能ですが、24時間フィットネスが今から勝負を挑んでも、タイミング的にも勝つことは難しいでしょう。対して地方や郊外であれば、まだ大型ジムが出店できていない場所は、沢山あります。国民が健康に意識を向けている現代で、例え郊外に出店したとしても、来客数はそれなりに見込めます。無理をせず、勝てる市場で成果を収めることが賢い運営の方法です。
②出店地の候補が多くある
都心、特に人の出入りの激しい駅の周辺は、土地の価格が高いため小さいジムでも構えることが困難です。ですが、郊外や地方は都心よりも地価が低いため、住宅街や駅の近くにも出店が可能。ビジネスですので、やはりより多くの人に利用してもらいたいはずです。郊外であれば土地が余っているところもあるので、一気にその地方に出店し、認知度を高めるのも可能です。選択肢が増え、チャンスを掴みやすいのが郊外の特徴です。
③家から通いやすい
大型ジムにはシャワーやお風呂がありますが、24時間フィットネスにはあまり整備されていません。運動した後はすぐに汗を流したいはずです。しかし、都心に出店できたとしても、家は郊外にあるため、すぐにお風呂に入れないと言う問題が生じます。であれば、都心ではなく家から近い郊外や住宅街に出店すれば、お客さまの悩みを解決し、満足に貢献できます。わざわざ高いお金を払って都心まで行かずとも、郊外にあれば低価格でジムを利用でき、家が近いのですぐに帰ってお風呂に入れます。都心ではできない、郊外だからこその強みです。
まとめ
24時間フィットネスの特徴を考えると、都心よりも郊外の方が経営する点でも、お客さまが利用する点でも向いていると言えます。フィットネスのフランチャイズで勝っていくためには、まず小さい規模から攻略し、徐々に大きくしていくことをオススメします。初心者の方には難しい部分もあると思いますので、そういった点は本部に任せることも可能ですのでご安心ください。