定年後の独立開業。低投資・低リスクで始められるフランチャイズが人気
脱サラのきっかけ、メリット
先行き不透明なこの時代において、脱サラすることにメリットはあるのでしょうか? 正規雇用と非正規雇用の賃金格差が社会問題となっているいま、脱サラを選択することはリスクのほうが大きいと考える方も少なくはないでしょう。
しかし正規雇用だからといって必ずしも安定して恵まれた生活ができるとは限りません。そうした状況であれば、脱サラして起業することでより高い収入を目指したいといった方もいらっしゃるでしょう。また収入とは別に自分のやりたいことを追求したいといった目的で脱サラすることも考えられます。そして雇われる側ではなく経営者として自立したいといった考えから脱サラを検討される方など、きっかけは脱サラする人の数だけあるといえます。
そして脱サラすることのきっかけはそのまま脱サラすることのメリットにつながります。起業が成功すれば雇用側では難しいほどの高収入を得ることも可能です。そして自分のやりたいことを徹底的に追及することもできますし、経営者として自分の会社を持つこともできます。
ほかにも脱サラ後の仕事にもよりますが、サラリーマンに比べ時間の融通が効く利くようになることから、収入を得ながら子育てや介護に参加できるようになることも大きなメリットといえるでしょう。
脱サラ後にフランチャイズオーナーになるメリット
前項でも触れましたが、ひと口で脱サラをするといってもその理由は、今よりも高収入を得たい、今の仕事以上にやりたいことができた、子育てや介護と両立したいなど人によってさまざまです。しかしそれだけの理由で脱サラをすることは決して簡単ではありません。その大きな理由の一つとして、それまで雇用者側であったため、経営者になる経験がない点が挙げられます。
またもう一つの問題として、脱サラして独立したいものの、独立の仕方自体がわからないといったケースも少なくありません。やりたい仕事あるが、その仕事をやるための道筋がわからずに、脱サラできないままでいる方は多いのではないのでしょうか。そういった方におすすめの起業方法がフランチャイズのオーナーです。
脱サラしてフランチャイズのオーナーになることの最大のメリットは、すでに多くの成功実績を持つ企業がバックにつき、開業まではもちろん開業後もしっかりとサポートしてくれる点です。経営のノウハウ、事業計画書のつくりかた、従業員の教育からマーケティングまで、さまざまな面でサポートしてくれるため、たった一人でやり方もわからずに不安を抱えたまま脱サラをするといったことはありません。
また業種にもよりますが、個人で独立するのに比べ、初期費用を大幅に抑えることができるのも、フランチャイズオーナーになるメリットの一つです。小売りや外食業などの場合、仕入れルートも確立されていて、他のフランチャイズ店舗とまとめて大量に仕入れを行うため、商品管理コストも削減できます。
脱サラすることで収入や生活にはどういった変化が?
最後に脱サラすることで、それまでに比べて収入や生活はどう変わるのかについてご説明します。収入に関しては、前職でどの程度稼いでいたかによっても大きく異なりますが、必ずしも前職よりも高収入になるとは限りません。
これは当たり前といえば当たり前ですが、実績やノウハウを持つ企業がバックにつくといっても、実際に経営を行うのは、脱サラした方自身です。業種によっては競合も多くなることもあるため、フランチャイズ本部に頼り切るのではなく、自身でも経営を学び、創意工夫をして売上を上げる努力をしなければ、前職を超える収入を得ることは難しいといえます。
次に生活はどう変わるかですが、これも業種によって異なりますが、一般的には会社勤めに比べて自分で自由にできる時間が増えます。しかし会社勤めと違い独立して赤字になれば、それは自身のお金がなくなることを意味します。そのためうまくいかなければ、サラリーマン時代以上に長時間仕事をしなければいけないことも十分にありえます。そうした意味では自分でしっかりと時間、体調管理をする必要があります。
ただし自分の好きなことができるという満足感はサラリーマン時代にはなかなか得ることがない喜びだといえるでしょう。