新潟日報社「assh(アッシュ)」に掲載されました。
お掃除機能付きエアコンとは?
最近のエアコンは標準でお掃除機能が付いている商品が多く、
価格も10年以上前と比べても、かなり安くなってきています。
もちろん、それ以外の機能もたくさん付いていて高価な上級機種もありますが…
さて、お掃除機能付きエアコンとは、一体どこを自動でお掃除してくれるのか?
お掃除ロボットがやってくれるのは、フィルターだけです。
フィルターの汚れ
フィルターはホコリをロボットで取り易くするために、網目がかなり細かくなっています。
実際に使用したフィルタ―を見てみると、大きなホコリは見当たりませんが、
細かなホコリが網目に詰まっています。
メーカーや機種によって、ホコリの取り方は異なりますが、ブラシや刷毛で掻き取ったり、
ファンを回して吸い取ったりしています。
フィルターの掃除はエアコンの冷暖房効率を上げるためには重要です。
お掃除ロボットも細かい網目に詰まってしまったホコリまでは取り切れません。
特に、キッチンの近くに設置されている場合は、油煙などでベトベトしてお掃除ロボットもお手上げです。
エアコンはどの部分が汚れているのか?
先程のフィルター以外にどこが汚れているのか?
◆熱交換器(アルミフィンの部分)
アルミフィンの部分にホコリが詰まっていると熱交換の効率が悪くなり、
冷えにくくなったり、暖まりにくくなります。
熱交換器の汚れ
◆吹き出し口
冷風や温風が出てくる部分で、奥にはシロッコファン、手前には風向板があります。
中を覗くと、ホコリやカビで汚れている場合が多いです。
冷房運転していると、この部分は湿気が溜まり、カビの温床となる環境をつくり出しています。
ここから風が出てくるのですから、カビが部屋中に漂ってしまうかも…
吹き出し口カビ汚れ
◆お掃除ロボット本体
お掃除ロボット本体にもホコリは溜まります。
フィルターのホコリを取るためにブラシを動かしたり、フィルターを動かしたり、ロボットが動いたり…と。
内部ではホコリが舞っています。
お掃除機能付きエアコンは構造が複雑なため、逆にホコリが溜まり易くなる場合もあるようです。
お掃除機能付きエアコン内部の汚れ
次回はエアコンクリーニングについてお話します。
詳しくは、こちらをご覧ください。
エアコンクリーニング新潟