送料を抑えた商品開発 実践編
クラウドファンディングで商品開発! 終了報告です。
販売している商品について
国産6種原料が醸し出す旨味。食塩・添加物・化学調味料不使用。達人のだし
高知の老舗かつお節メーカー「森田鰹節株式会社」と通販ショップ「健康生活応援ショップ」が共同で開発した 食塩・添加物化学調味料無添加の海鮮だしです。
かつお節をメインに高知特有の味にもこだわった一品を、食塩・添加物・化学調味料一切不要で、贅沢に10g大パックに封入いたしました。
無添加で大パックでもお求めやすいような価格にしていただきましたので、お子様をはじめすべての方々に、手にとってお召し上がれるように開発いたしました。
開発状況について
原材料・包材の調達 材料は調達済み。包材は確保済み。ラベル製造済み。
製造について 製造日5月末 入荷予定日 6/2 初回製造数を決定。
クラウドファンディングを開始した時点でどのくらい売れればこれくらいの製造をするなど、メーカーとほとんど詰めた状態で開始し、後は入荷を待つだけになっております。
クラウドファンディングも開発するタイミング、目標金額次第で製造決定などパターンがいろいろあります。本件は目標に届かなくても製造を行う予定で開始し、開発もかなり進めてクラウドファンディングを始めております。
クラウドファンディングを始めた目的について
〇開発する「達人のだし」がどのくらいの転換率・客単価があるかを確認する
〇リピートしやすいジャンルなので今後通販での固定客の獲得を目指す。
複数種類のだしを取り扱っており、おおよその売れる単価を把握した状態で開発しております。
通販の売上の方程式、アクセス数×転換率×客単価 のうち
転換率 = アクセスをした人が購入する率
客単価 = 購入した人が使った1回購入の平均金額
アクセスを稼ぐ手段がMakuakeをスタートする段階でほとんど持たず、またお金もかけて行わなかったため、Makuakeがもつ客層を頼りに今回スタートしております。
この場合は転換率や客単価を知るマーケティング目的に開発型のクラウドファンディングをしていることになります。これらの数値がわかれば今後どのようにアクセスを稼ぐためにはどのようにお金をかけるプロモーションを行うかがある程度わかるようになります。
クラウドファンディング結果・最終評価
アクセス面 → 評価 △ ツイッターなどではほとんど新規で稼げていない。
一部自店舗で購入時に封入したチラシを見て購入していただいています(感謝しております)
Makuake内のお客様へのアプローチとしても特にしていないが、価格面や企画内容など目に留まればアクセスしていただける商品になっていると評価。
転換率 → 評価 〇 初回購入のみで約2.7%なので十分及第点。使用レビュー掲載やリピートがついてくるようになれば5~15%の転換率を持つ商品になってくると評価。
客単価 → 評価 〇 最終客単価は約3,100円。1080円の商品を平均3つ買っている計算で理想的で十分な数字。今後どのように販売すればよいかがわかる数字が出ています。
売上としてはアクセスを大きく稼げないながらも堅調に販売していると評価しております。 クラウドファンディングとしては成功と言えると考えております。
クラウドファンディング終了後の課題と取り組み
今回のクラウドファンディングの結果として、
アクセスは不足、転換率は合格ラインでさらに伸びる余地があり、客単価が良い、の評価になるので、アクセスを稼ぎながら購買確率を伸ばすことが課題になります。
(転換率がもっと低いと別の行動をおすすめします)
この課題の場合の解決策として、使用例・場面を見せながらネット・SNSで拡散をするなどが挙げられます。
今回実際の解決策として、ネクサ―株式会社が運営する「コエタス」という商品モニター募集・レビュー投稿サイトへ依頼をかけており、現在商品モニター募集を行っております。
モニター募集時点でも商品ページから予約注文を受けており、各モニターがSNSなどへの投稿を行うなど本格稼働していけば、一般アクセスの向上・レビューや使用例による転換率の上昇を行うことが出来るので課題解決に十分な効果が見込めると考えられます。
課題・解決策は明確に出ているクラウドファンディングの結果となりました。
大成功のクラウドファンディングの結果とはいきませんが、今後売れるかどうかの判断は十分期待が持てるマーケティング調査結果となったので、十分クラウドファンディングを行ってよかったといえると考えております。
今回の実践内容・結果が今後読者の皆様の参考になればと思いますので、ぜひ新商品開発・新発売にお役立てください。