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コラム

送料を抑えた商品開発 実践編

2023年4月27日

テーマ:通販で商品を売る

コラムカテゴリ:ビジネス

5月よりヤマト運輸・佐川急便の2社で値上げが発表されまもなく実施されます。
送料の改定は送ることを前提としている通信販売では特に大きな問題であり負担になります。おそらく事業をされている皆様もいろいろな対策をとられているのではないでしょうか?しかし、送る商品の形状次第では対策が取れず、値上げを受け入れざるを得ない場合もあります。
そこで今回は運賃を抑えた商品開発をどのようにやっていけばよいのか、今回筆者が商品開発を行いましたので実践的なコラムになるかと思います。


いかに送りやすい形状をしているか

通信販売の大前提で忘れてはならないのが、商品価格に送料が乗ることです。
現在この送料が高騰している状況で、送料がいくら商品価格に乗るのかが今後の通信販売で商品が売れる・売れない、利益が出る・出ない、の分水嶺になってくると考えています。

安く送る方法であるメール便や小型の宅配便に対応できるかがポイントになってきます。
具体的な条件として、「厚さ3cm以内A4サイズ以内」「厚さ5cmA4サイズ以内」「割れないモノ」が挙げられます。

 「厚さ3cm以内A4サイズ以内」に抑える

飛脚ゆうパケット、クリックポストに対応するサイズです。全国一律料金で安く送ることができるので他の商品と比べて断然有利になります。
「厚さ2.5cm以内」をクリアしてくれば、宅急便速度で全国一律料金安く送れる「ネコポス」を使用することができます。

送付方法考えた商品開発 実践編

今回開発した商品は「だしパック」です。



食塩・添加物・化学調味料無添加 達人のだし30袋入り 通信販売用に開発した大容量のだしパックです。
大容量タイプに共通するのがどうしてもパッケージのサイズが大きくなってしまい、値段もそうですが送料が高くなってしまいがちです。そこで今回開発するにあたって、商品形状にもこだわっております、下記に今回のこだわりポイントをまとめております。



 メール便で送れるサイズに

小型宅配便や普通の宅配便で発送してしまうと送料が高くなり、日常使いの商品を開発するため手が届きにくくなります。お試しで買ってもらう、送料をあまり気にせずに買ってもらうためにもメール便に入るサイズで開発を進めました。

 商品の形状は厚さ3cm以下にする

製造元にお願いしたのはとにかく薄くすることでした。商品製造の際にだしパックを外装の袋に手入れするとのことでしたので、だしパックの配置や乾燥剤の位置などを細かく設定し、厚みが出にくいよう工夫をしております。依頼は3cm以下でしたが、2.5cmよりやや薄かったので「ネコポス」「クリックポスト」の基準を満たしております。

 いくつ入れられるか

まとめ買いをしないとどうしても売り上げは伸びません。今回メール便でネコポスなら2つ、クリックポストであれば3つ入るような商品の設計になっております。まとめ買いを促す施策を行うことで販売数を伸ばせるようにしております。

送付方法考えた商品開発 実践編 まとめ

商品の形状・サイズで送料が大きく変わり、商品の販売のしやすさに大きく影響してきます。
メール便はおおよそ200円、宅配便は600円と考えると下記の送料込みの価格が400円違えば商品の印象も大きく変わることになるかと思います。
とはいえ、ここまで形状やこだわりなどを記載しましたが、商品がお客様に受け入れられるかはやってみないと全く見通せないので開発した人間としては今もハラハラドキドキしてしまいます。
今回 クラウドファンディング Makuakeにて
食塩・添加物・化学調味料無添加 達人のだし 30袋入
味・量・材料・価格にこだわったオンラインショップ限定商品
4/27 10:00~公開予定
https://www.makuake.com/project/tatsujinnodashi/
応援購入をぜひよろしくお願いいたします。

先行販売特別価格 (送料込・税込価格)
①30袋× 2セット  2,080円
②30袋× 4セット  4,000円
③30袋×11セット 10,000円

この記事を書いたプロ

小寺淳一

個人や小規模事業者のEC開設・運営を支えるコンサルタント

小寺淳一(マーブルライフ)

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