展示会レポート 多種多様の分野が混ざる展示会を見る
シーフードショー大阪 通販食品展示商談会
2023/02/21~22開催 大阪市ATCホール 取材日2/21
シーフードショー大阪は関連する6種類の同時開催展と合わせて、全国各地の魚介類や海産加工品、海産物製造・販売に必要な機械類などが集結した展示会で、ATCホール全面を使用した中規模商談展示会です。なかでも通販食品展示商談会に注目し訪問しました。
展示会を取材して最新の通信販売事情を調査いたします。
今回の展示会調査目的は
「冷蔵・冷凍商品 通販での商材取り扱いについて」
冷蔵・冷凍商品を在庫・発送できる店舗・事業所はかなり限られています。
食肉・海産物の取扱業者であれば必ずと言っていいほど持っているのですが、冷蔵・冷凍発送の手間と送料の高さから、自社の受注分のみに対応する傾向がありした。
今回、通販食品展示商談会に出店している中の数店舗で紹介されていたものでは
通販会社に「集客・受注」を外部委託 → 発注データを受け取り自店では「商品発送のみ」を行う。
という流れで「得意分野でのすみわけ」を行い通販方面への販売拡大を狙うというものです。
小規模通販事業者から見ると、注文を獲得することができれば一定利率を頂いた上、後は発送をしてもらえるので、参入しやすい販売方法になっています。
店舗側からしても通販事業者が抱える顧客にアプローチでき、集客に大きな金額をかけることなく販売拡大が見込めます。(通販業者での集客施策や出店料・決済費がかかっているため一定利率30%前後は渡す必要があるとのこと)
受注を委託した産地直送スタイルは冷蔵・冷凍品の在庫の集約・発送が難しい(特に食肉・魚介類)商品の通信販売で、通販業者・生産業者どちらにもWIN-WINの関係になれるため、今後地域品の販路拡大のトレンドになる可能性があります。
展示会は22日まで開催中です。ぜひ足を延ばして見られてはいかがでしょうか?