昭和レトロな賃貸物件のコーディネート 出来上がり!
この連休中に前々から行きそびれていた有名建築の訪問しました。
京都、山埼の「聴竹居聴竹居」に行ってきました。
このお屋敷は90年前の昭和3年に藤井厚司氏により設計され実験住宅として建てられた家だそうです。
この方は日本で初めて環境工学という学問を開拓された方だそうです。
ガイドの方曰く、とても合理的な方だったそうで、神戸の実家から京大に通勤するのが大変だったから山崎に家を建てたのでは?と言われてました。
このガイドの方々も保存会の方たちなのですが、実は聴竹居近隣の方たちがされているという、実にこの部分でも合理的な維持の仕方です^0^bこんな会は日本中どこにもないと自負されていました(笑)
素晴らしい景観の中に建つ瀟洒な佇まいの中には90年も前から考え抜かれていたエコロジカルな空冷設備、未来を見据えた電化設備、考え抜かれた動線に、今でこそ当たり前なモダンなリビングとダイニング、個室の空間。
地熱を使った冷却設備には驚嘆でした!現代ならではの知恵なのかなと思っていたのが実は90年前からの知恵だったとは。。!
インテリアにも当時を思い起こさせる工夫がなされており、感動ものでした!
一つ一つの道具や家具には合理的な思考から生まれた工夫がなされており、ダイニングとキッチンを繋ぐ戸棚は必見です!
個人的感想を言うとこのアイデアは病院とかでよく見かける誰もがお世話になる、あの戸棚につながったのでは?と考えてしまいました( ´∀` )b
その後には伝統伎が繋ぐ畳の素晴らしい装飾技術を見せていただき、いかに今、畳そのものの存続が危ぶまれているということを知らされました。
聴竹居は重要文化財に指定され、来館者が年々増加のようですが、維持するためにも今後入場者数を制限される可能性があるようです。
それにしてもまさしく100年長期優良住宅とはこういう住居なのでしょうね。
画像はアップできませんので悪しからず^^;
代わりに聴竹居を3Dで再現してみようと頑張っています!