省エネ基準適合住宅と施工基準
手前味噌の話で、申し訳ありません。
2024年7月26日、ZEHビルダーの称号を取得しました。
来年、2025年4月より、全ての住宅新築・増改築に省エネ基準への適合が義務づけられます。
さらに5年後の2030年4月からは、ZEH基準に引き上げられることが決まっています。
ZEH(ゼッチ)とは?
ZEH(Net Zero Energy House)は、年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロ以下となる住宅のことです。
建築と設備の両面から日々の省エネ化を行い、消費するエネルギーは太陽光発電などのエネルギーで賄うことで、「ゼロエネルギー」を実現するものです。
「ZEH」は、「ゼロエネルギー住宅」を意味する最先端の住宅基準です。
「どこに頼んでも、大丈夫?」
残念ですが、全ての工事業者がZEHノウハウを熟知していません。
ZEH基準の施工では、高い気密・断熱施工レベルが求められます。
例えば、高機能断熱材をいくら使用しても、熱橋をつくれば台無しです。
「補助金がでるって本当?」
その通りです。大きな補助金が出ます。
補助金だけでなく、ローン金利や税金の優遇措置もあります。
2030年のZEH基準義務化でなくなります。年を追うごとに支援策は先細りします。
支援策の対象となるのはZEHビルダー(プランナー)に登録している事業者によるものだけです。
ZEHビルダーとは、ZEH(ゼロ・エネルギー住宅)を建てることを認定された建築業者です。
認定のためには、ZEHを達成するための知識や技術力、実績、品質管理体制が求められます。
認定後は、ZEH住宅の普及を促進し、持続可能な社会の実現に貢献します。
ZEHビルダーは、一定基準を満たしていますので、一般の消費者は安心して発注することができます。
なお、ZEHプランナーはZEHに関するコンサルティングや設計を行う者を指します。
ZEH登録業者は、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス補助事業」登録制度の一覧検索にて、エリアごとに確認できます。
ZEH登録業者検索
閑話休題
実は、もっと早く認定を取得すべきだったと反省しているところです。
国の認定を取るには準備する資料やデータが多いので、自営業者にはハードルが高く、申請をためらっていました。
「ZEHで住宅を建てるなら、大きい会社やハウスメーカーじゃないと、不安です!?」
ごもっとも!
お金持ちほど、光熱費に拘る方が多く、ZEHで建てるのは、むしろ譲れないところですね。
そして、家は土地選びについてくるもので、ステータスの一貫と考えていらっしゃいます。
お金持ちの選択肢の一つとして、その通りだと思います。
しかし、大きな会社ほど、営業・設計・施工の一貫性がなく、全体を管理する責任者は建築の「け」の字も知らない経営の猛者だったりします。
現場監督は、会社と現場の伝書鳩で、現場管理はもちろん施工指導などを行う能力もなく、やる気もないと、伝い聞きます。
私がお役に立ちたいのは、家造りに取り組んでいるお客様です。
一級建築士であり、1級建築施工管理技士である代表の植松が、お客様との打合せに始まり、設計・施工・引渡・メンテナンスまで、一貫して陣頭指揮を行います。
独立して30年。
私そのものがノウハウです。
御予算がないお客様ほど、お気軽にお声をお掛け下さい。
雑談に最後までのお付き合い、ありがとうございました。