2024省エネキャンペーン-活用術!

植松文也

植松文也

テーマ:住宅関連補助金・支援策

このコラムをアップする2024年6月下旬で、補助事業も折り返しを過ぎ、残り5ヶ月となりました。
まだまだ間に合います。
お得な補助金を活用して、ご自宅の省エネ化を実現して下さい!


補助金に興味をお持ちの方が、このコラムにたどり着いたことと思います。

これから、簡単なケース分けをします。
最後のケース3に該当する方のみ、読み進めて下さい。

補助金の活用術を、お伝えします。


ケース1.補助金額以内で、工事を行いたい!

あり得ません!!

もし、工事金額の半分を補助金で補填できるのなら、補助金マスターの称号が与えられます。
省エネリフォームの後で、光熱費がどのくらい減り、より良い健康的な暮らしができるかが、重要です。


ケース2.補助金は裏金であげるから、ローン契約を水増ししてよ!

低利のローン契約を水増しして、家具家電や車の購入資金とする脱法行為は昔から行われています。
契約書や領収書の虚偽記載など、言い訳の効かない法律違反です。

当社にも何度か問い合わせがありますが、お断りしています。
わずか数十万の裏金で、これまでに培った信用信頼をなくすのは、損得抜きに馬鹿げています。
プライドを持って、建築に携わっています。


反対に、業者の方から誘ってくる場合もあるようです。

絶対に誘いに乗ってはダメです。
肝心のリフォームが上手く行くはずがありません。


ケース3.リフォームしたいけど、補助金を使えますか?

補助金のためにリフォームするのではなく、より良い暮らしのためにリフォームされる方々のお役に立つのが、我々の使命です。

住宅のアップグレード改修では、省エネとバリアフリーと耐震が、3本柱と言えます。
その中で、省エネとバリアフリーを意識したリフォームを行えば、自然と補助金の対象となります。

高額のリノベーションなら、なるべく高額となるように補助金の組み合わせを模索する。
また、少額のリフォームであっても、補助金の可能性をアドバイス致します。



続いて、2024省エネキャンペーン補助金の活用術について述べます。

裏技?のような、脱法を伝授するものではなく、あくまでもコンプライアンスに基づいた手法です。
同業競合他社の手前、具体例の記述はできませんが、きっと役に立つヒントになると思います。

良かったら、当社までお問い合わせの上、お付き合いが始まるますようお願いします。


1.補助額合計5万円のクリアが最低条件です。

対象項目が多くハードルが低い「子育てエコホーム」が、活用の中心となります。
開口部改修・断熱改修・省エネ設備のいずれかが必須なので、最低一つは工事を行い、併せてバリアフリー工事を行いましょう。


2.他事業と併用すると必須工事が不要となります。

「先進的窓リノベ」や「給湯省エネ」と併用すると、「子育てエコホーム」の必須工事が不要となり、必要補助額合計も2万円に引き下げられます。


3.窓改修なら、内窓がおすすめです。

内窓は、認知度が高く「いまさら?」ですが、その効能から改めてお薦めします。
ペアガラスは防音効果は小さいのですが、二重窓は断熱+防音の大きな効果があります。

工期が短く費用対効果が高いので、通気での開閉手間を考えても、一押しです。


4.小窓こそ、改修の対象にしましょう。

リビングの全ての窓を改修すれば、快適なのは当然です。
しかし、トイレや浴室の小窓であっても、ヒートショックを考慮すると、計画に加えるべきです。

「子育てエコホーム」レベルの窓改修でも、十分の効果があります。


5.給湯機ならエコキュートです!

「給湯省エネ事業」で申請すると、最低10万円と補助額が高く、既存の給湯機次第では撤去費も補助されます。


6.対象の住宅と対象者。

対象は住宅なので、事務所・店舗や工場などは対象となりません。
一方、住宅であれば、戸建て・集合住宅をはじめ、セカンドハウス・別荘や賃貸の集合住宅も対象となります。

対象者は、住宅の所有者及び居住者等で、賃借人も含まれます。
マンションなどの集合住宅は部屋ごとに補助金がカウントされるので、差別化を図りたいオーナー様にはうま味のある事業と言えます。

そもそも、入口のところで勘違いして、あきらめている方も多いのではないでしょうか?

リフォーム・新築には、補助金や税制優遇の支援策が多くあります。
支援策の模索が、計画の第一歩とも言えます。


以上、最後までお付き合いいただきありがとうございます。
具体的な活用術は、競合との都合で披露できませんが、お客様のリフォームの一助になれば幸いです。


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Mybestpro Members

植松文也
専門家

植松文也(一級建築士)

ハウジング植松

建築は、プランニングで成否が分かれます。設計だけ、施工だけでなく、両方のバランスが重要です。法学部出身で一級建築士と1級建築施工管理技士を取得。設計・施工そして行政手続きまで、お任せ下さい。

植松文也プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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