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第118回「梅雨のお墓参りのマナー」

本村秀昭

本村秀昭

テーマ:梅雨のお墓参りのマナー



こんにちは、西部霊苑です。お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
6月も終わりが近づきましたがまだまだ梅雨明けが待ち遠しい日が続いています。
今回は「梅雨のお墓参りのマナー」についてお話させていただこうと思います。

【雨の日のお墓参りの服装】

お墓参りといえば、家族のみでの日頃のお墓参りと、近しい親戚の方が集まったり、お寺さまを及びする一周忌などの年忌法要があります。
日頃のお墓参りは服装にはあまり気を使うことも少ないかと思いますが、雨の日も変わらずあまり華やかな色でない落ち着いた色合いの服装であれば問題はないかと思います。雨具についても同じく厳かなお墓の雰囲気を壊さないおちついたものであればよいかと思います。
年忌法要の際も喪主の場合は礼服、または落ち着いた色味の服装であればよいでしょう。特に決まりはありません。
場合によっては長靴などの雨具の着用も問題ありません。
しかしながら墓地や霊園は景観などの面から傾斜のある土地にある場合や、御影石などの見栄えのよい石が足場にも使われていたり、あまり人気の多い場所ではないため足元に苔が生えている場合もありますので、滑りやすい雨の時期には十分な注意が必要です。こうしたことを見越したすべりにくい靴などを用意するのもよいでしょう。

年忌法要の際などにお寺さまをお呼びする際には、傘をさして差し上げる必要がある場合があります。喪主などでこのような役割を考えられている方は自身のためにレインコートを着用したり、雨で濡れてしまっても問題ない服装や着替えなどを用意しておくとよいかと思います。

【雨の日の納骨や年忌法要】

雨の多い時期に納骨や年忌法要を考えられている場合、基本的にこのような行事は雨天でも決行されると想定して計画を立てる必要があります。
特に納骨やお墓の建立式で個人で納骨を済ませてしまわず霊園やお寺さまにお願いをする場合、なにかしらの準備がされていることもあり、キャンセルをすると追加で費用が発生してしまうことが考えられます。
納骨やお墓の建立式のタイミングは特にこれといった決まりはありません。一年忌などをきっかけとして時期をあわせ納骨や納骨に合わせて建立式を考えられている場合もあるかと思いますが、気持ちの問題ではありますがこうした場合も雨の日はなにかと気を使うことも多くなりますので時期をずらすこともよいかと思います。
一年忌など年忌法要もお寺さまごとによって考え方は変わってきますが、なるべくその日をずらさないほうがよいと考えられている場合ばかりではなく、少し早くなっても過ぎてしまわなければよいと考えを持たれている場合が多いです。
どのようにすべきかの判断が気になる場合はお世話になるお寺さまに相談の上、時期を調整することもよいかと思います。


雨の多い時期の屋外でのお墓参りはなにかと気を使う場面も多いかと思います。特に親戚の方なども迎える際には気を使われることも多いかと思いますが、雨の日は清めの雨として縁起がよいという考え方もあるようです。
こうしたお墓参りなどの先祖供養には形式のような決まりといったものよりその供養の気持ちと気の持ちようが大切です。
怪我なく安全にお墓参りをしていただければと思います。
それでは次回コラムもよろしくお願いします。


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本村秀昭
専門家

本村秀昭(霊園業)

公益社団法人 西部霊苑

お墓ディレクター1級資格者として、お客様お一人おひとりに的確なアドバイスをお届けできます。

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