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コラム
第105回「お墓さがしのポイント」
2023年5月30日
こんにちは、西部霊苑です。お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
お墓は亡くなった方の遺骨を埋葬し弔うための大切な場所であるとともに、生きている私達が集い、墓前で手を合わせてその方の生前を思い出し感謝をしたり日々の報告をしたりと、繋がりを感じることが出来る大切な場所です。
今回は新たにお墓を建立しようとする場合どういった選択肢があるのか、いくつかの視点からポイントをお話させていただこうと思います。
【お墓の種類】
ここでは大きく「お墓」と括る言葉でお話ししますが、遺骨を埋葬する場所としては、
・墳墓(ふんぼ)
・区画タイプの墓地
・永代供養
・納骨堂
などがあります。
区画タイプの墓地は民営・公営の霊園や都道府県や市町村などの公営墓地、お寺の敷地内にある墓地などに墳墓・墓石を建てるものがあります。
永代供養は霊園や寺院に管理費を納め供養を任せる埋葬方法で、お墓を継承する遺族などがいない場合などに多く利用されています。
一定の期間個別に納骨されるケースや、他の方の遺骨とともに安置されるケースなどさまざまです。
期間が過ぎると他の故人とともに合祀として埋葬されます。
納骨堂はお墓の形式の一つで霊園や寺院の管理する屋内にあり、墓石を建てることなく納骨しお参りすることが出来ます。
納骨する施設がロッカー式や仏壇式などさまざまで、納骨堂自体の立地も郊外ではなく街中にある場合もあります。
この他に墓石を使用せず、自然を感じることが出来るシンボルツリーを墓標とする樹木葬などもあります。
また寺院の管理する墓地や納骨堂などでは同じ宗派である必要や檀家であるなど、利用するためにの条件がある場合もありますので、こうしたことも理解しておく必要があります。
【お墓の場所選び】
お墓の場所選びはとても大切です。場所を選ぶにはいくつかの点を抑えて考えとよいかと思います。
・埋葬する故人と弔う私達に安らぎがある場所であるか
・気軽にお墓参りに通うことが出来る場所であるか
お墓は亡くなった方の眠る大切な場所です。
また同時にそこに私達遺族が集い、故人や親族家族の繋がりを感じる時間を過ごすことが出来る場所でもあります。
心に安らぎを感じることが出来る、落ち着きと温かみのある場所であるか、といったこともお墓選びのポイントになるかと思います。
またお墓参りは足が遠のくことがないように行っていただきたいと思いますので、いくら景色がよい立地でも普段の生活の場所からあまりに遠い所を選んでしまうと、お墓参りに行くことに気をかまえてしまうことになります。
いつでも気軽に足を運ぶことが出来るかということも忘れずに選ぶようにすることがよいかと思います。
【維持に掛かる費用】
費用はそれぞれで一概に言えるものではないかと思いますが、新たに墓石を建立する費用などが掛かることを考えると、区画タイプの墓地・納骨堂・永代供養の順に費用が大きくなることが多いかと思います。
費用面でもあまり負担となりすぎないよう、ご自身の都合に合わせて選んでいただければと思います。
お墓参りは故人・ご先祖様と私達、そして今生きている家族の繋りを深めることが出来るきっかけになるものです。
この心の繋がりを大切にしていただければと思います。
それでは次回コラムもよろしくお願いします
コラムのテーマ一覧
- 春のお彼岸
- 自分史を作る
- お墓参りの念仏、お題目
- お墓の虫よけ
- お墓のシミのお掃除
- 祥月命日と月命日
- お墓参りの負担を減らすリフォーム
- 春秋のお彼岸の日
- お盆の準備
- お墓さがしのポイント
- 忌明けのお墓参り
- 花まつり・灌仏会と春のお墓参り
- 納骨堂・永代供養へのお参り
- 冬のお墓参り
- 年始のお墓参り
- お卒塔婆
- お墓の戒名・法名入れ
- 仏花のマナ
- お彼岸
- お盆の由来
- 弔い上げ
- 納骨式の作法
- 彼岸会
- 喪中・忌中で注意したいこと
- 苗字が違う方が同じお墓に入ること
- お墓参りの作法の違い
- 宗派ごとのお墓の違い
- お墓の建て替えについて
- お墓の建立について
- お盆
- 永代供養
- 納骨堂について
- お墓が倒れてしまった場合
- 生前墓(寿陵)について
- 春の仏花
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